大嶋聡子のブログ-第17回脱力法メソッド

参加7回目のK先生の感想です。

 『自分では脱力しているつもりでも、結構どこかに力が入ってしまうものですね。
  特に左手。弾き始める前は力は抜けているのですが、弾いているうちに
  バランスを取ろうと 力の入ってしまう指があります。

  難しいですね。まだまだ先は長そうですが、少しずつ進歩している実感は
  自分でも感じられます。』


左手は、脱力は得意ですが、荷重が得意ではありません。
右手は、荷重は得意ですが、脱力が得意ではありません。



やはり右利きの人が多いからと、右手はメロディーなのでしっかり弾く頻度が高いことも
あって、この傾向になるのだと思います。


脱力と荷重(支える力)は表裏一体で、どちらが欠けても成り立ちません。
指の一本荷重(他の指を極力脱力できるようにする)のためにとても役立つのが
写真の練習方法です。



指の平に、脱力した背中から腕の重さをのせ、引き上げていきます。
そして次の指に移重します。


ムジカノーヴァ7月号でご紹介した「まむし指のためのフィンガートレーニング」
は、この親指だけの練習を取り上げたものです。
本来は全指行います。


このトレーニングは即効性もあります。
「小犬のワルツ」を弾いている子供の生徒が、テンポアップすると指がつれているように
なるので、これをやってみると音が変わりました。


指の脱力については、主に「指二本の歩き」で集中的に行います。


Satoko.O


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