この前、64実機を持ち帰る時に、「風来のシレン 月影村の怪物」のCD(旧版 Ver.1.00)を偶然見付けてしまいました。

 Windows95に入れて、色付きの大きい画面でやりたいと購入しましたが、キーボードとマウスでの操作、CD挿入(ガード対応)が面倒なこと及びPCに時間余裕(ゲームに割く時間)が少なかったことから、ほとんどやった記憶がありません。ということは、GB版も持っていたのです。こちらは、クリアしたと思います。

 ということで、今、できるかどうか、試してみました。

 風来のシレン 月影村の怪物は、この後、インターネット版が発売されましたが、それすら、アスカのような、オンライン終了後のオフラインパッチ等のフォーローが全くされてない状況なので、この旧版は、当然、何もフォローされていません。

 そして、ネット上にも、旧版の情報は、ほとんど見当たりませんでしたので、正しい情報かどうか分かりませんが、以下のような状況にあるのではと想像して、対策を考えることにしました。

① Windows の最新バージョンでは、音が出なかったり、フリーズする。具体的なバージョンはハッキリしない。

② 95,98の互換モードで、起動すると、上記の不具合は解消される。音の問題はどうなのか不明。

③ アップデート(Ver.1.01)を適用するとバグ等が修正され、安定性が増すようだ。

 ゲームパッドを使用するので、VMware Workstation 12 Player(最新は、Ver.14のようです)に、ゲストOSを入れ、そこにインストールすることにしました。そこで、取り敢えず、アスカで使用した Windows7に入れてみました。特に、問題なく動作しているようでしたが、階段や家の出入り等の場面が変わった時に、音が消えたとかフリーズしたとの情報があったので、更なる安定性を求めて、古いOSで、試してみることにしました。

 まず最初に、アップデート(Ver.1.01)パッチを探してみました。当然、公式は閉鎖していて、アーカイブサイトにはダウンロードページは残っていましたが、ダウンロードはできませんでした。後は、個人的アップロードが残っているかどうかなので、検索ワード勝負となりました。やっと見つけました。某巨大サイト(インターネット版 Part8 239⇒246)のリンクが生きてました。ファイル名shnv101.zip(3000047.zip)。

1.Windows98

 Windows95 は、USB が弱いので、ゲームパッドは無理だと考え、Windows98 から試してみることにしました。 

 ゲストOSとしてのインストールは全く問題ありませんでした。そして、Tool をインストールすると、ヒデオドライバーが適用され、高解像度にすることができましたが、音(ドライバー+MIDI)とUSB ドライバーは、探して、手動でインストールする必要がありました。

 結果は、若干ノイズはありますが、音は出るようになりました。USB のドライバーを入れ、メモリは使えるようになりましたが、ゲームパッドが使えません。USB ゲームパッドのドライバー(jcps101u)をインストールしてもダメでした。

 更に、SP1を入れても、SEにアップデートしても、状況は同じで、何も改善されませんでした。

(Windows98用ドライバー)

・サウンドドライバ⇒Creative Ensoniq Audio PCI(es1371) (epw9xup.exe)

 MIDI  Waveset⇒eapci2m.ecw , eapci4m.ecw , eapci8m.ecw

・USB 2.0 ⇒Windows 98 USB Mass Storage Device Drivers(nusb320-Jpn(98FE),nusb33j)

2.Windows Me

 Tool のインストールだけで、高解像度で音が出ますが、Windows98 と同様に、ゲームパッドが認識されませんでした。

3.Windows 2000

 Windows Me と 同様。

4.Windows XP

 アスカと違って、3Dアクセレーターの問題もなく、Windows95 互換起動ができることから、ゲームパッドの問題はありますが、一番、期待していたOSでした。期待どおり、Tool のみのインストールで、通常起動でも問題なく起動し、ゲームパッドも認識されました。ということで、Windows XP を使用し、Windows95 互換起動で、実行することにしました。

 そして、アップデート(Ver.1.01)パッチを適用して、

 ユーザー登録は、当時も面倒なのでしていませんでした。

 ゲームプレーを開始して、ナギを救出したところから、CDを要求されるようになります。

 一々入れるのは、面倒なので、イメージ化して、仮想ドライブにセットすることにしました。これができるのが、仮想環境の最大のメリットに感じています。

 コッパと再会し、本格的に、オロチ退治に進むことになります。ナギを救出もそうですが、出会った階から1階づつ戻って行くのです。これは、新鮮に感じました。レベル的には、帰りは問題ないので、面倒なだけではありますが。だから、目的を果たしたら、宿屋にワープになったのも当然の流れに感じました。

 少し、やってみて、PS2のゲームパッドを使用した場合(他のパッドは使ってない)の、デタラメなボタン配置は流石に、応えてきました。ボタン設定はできないのです。特に、〇ボタンがキャンセル、×ボタンが決定。アイテム欄を開けて、用もないのに、アイテムを消費(開始早々に満腹度が102%に、大事な復活草を飲む)したり、呪われた武器を装備したりとイライラ続きです。

 さすがに、20Fで、ピンチになった時、「ひきあげの巻物」て゜、引き上げるかガンバルか考えて、行けそうと思って、戻ろうとしたら、「ひきあげの巻物」の巻物を読んだ時には、へこみました。

 対策はないのですが、ゲームパッド自体に、ボタン設定を変更できる機能を持っているもの(例:ELECOM JC-U2312)があるようですので、それを使用すると解決するとのことです。

(PS2パッドのボタン状況:( )は神社神主の説明記号)

・(A)攻撃、決定⇒×

・(B)戻る、キャンセル、ダッシュ⇒〇

・(Z)メニュー⇒△

・(Y)アイテム整理、その場の向き変え⇒L

・(L)装備した矢を打つ⇒L2

・(R)ナナメ移動⇒R2

・(C) ??