7月7日に行われる東京都知事選、次の東京をしょって立つのはいったい誰なんやって感じのイベントで立候補したのは、なんかよく見る小池百合子、そして国会でちょくちょく出てくる蓮舫が立候補しており、まあよくみる人ですねって感じで興味ない人もいると思いますが、

なんとここへ、ネットで話題になっている石丸伸二という人も立候補し話題になってます。

彼が定例会議にて発した有名なセリフ、恥を知れ恥を、

これが非常に話題になって世間に拡散されたのですが、この石丸伸二とはいったいどんな人なのか、一緒に見ていきましょう、

石丸伸二は1982年に広島県安芸高田市に生まれ、京都大学経済学部を卒業後の2006年、三菱UFJ銀行に就職し、2014年にはニューヨークに駐在することになります、

しかし彼は政治界隈でも仕事がしたいという願望も持っており、そんな彼に突然の絶好のチャンスがやってきます、それが2019年に起きた広島県の河合夫妻の汚職事件です、

当時の政府要人の自民党員である河合克行が、彼の妻である河合案里を選挙に勝たせるため、夫婦で共謀し大規模な買収行為を行いました、要はあちこちに賄賂を渡したりしてズルしたわけです、

ちなみにこの当時の首相は安倍晋三であり、この選挙で河合杏里と戦った相手は溝手顕正というキッシー派の人物です、

もしこの選挙で河合杏里が勝てば、キッシー派の躍進を防ぐことができ、より安倍晋三の立場は強固なものとなります、

そしてこの選挙は河合杏里が当選し、さらに夫の河井克行は法務大臣にまで抜擢されました、

ちょっとこの出世には、何か黒いものを感じますね、

 

しかしこの汚職は結局バレてしまい、2020年6月に河合夫妻は公職選挙法違反で逮捕されちゃいました、

この河合杏里の選挙には安倍晋三たちから約1億5000万円の選挙資金が提供されたこともあり、明らかに安倍晋三の立場を盤石にさせる意図があったように見えちゃいますね、ですが真相は闇の中です、そしてその河合夫妻から賄賂を受け取っていた者の中に、安芸高田市の当時の市長である児玉浩、市議会の議長である先川和幸も不正におカネを受け取っていたとして、この二人は辞職することになりました、

なのでとつぜん安芸高田市の市長のポストが空いたわけです、当初は当時の副市長の竹本みねあきが立候補してたのでそのまま市長になりそうでしたが、ここでついに彼がやってきます、石丸伸二です、

彼はもともと政界でも働きたい志もあり、これは政界に入るチャンスだと思って安芸高田市の市長に立候補し、なんと当選します、

これで彼の市長ライフが始まりました、とはいえ安芸高田市は人口27000人しかいない町、しかも財政面でも不安があります、安芸高田市は資産と負債のバランスは悪くはないですが、放漫財政によって利益よりも出費が多い状況が続いており、さらに追い打ちをかけるように安芸高田市ではインフラの老朽化、進む少子高齢化などもあり、こんな財政では今後もやっていけるか疑問もでした、

なので石丸伸二はこの町を長く維持していくために、財政を見直しして無駄遣いを減らすこと、そしてSNSを大いに活用しとにかく世間からの認知度を上げることに力を入れました、

そこである事件が起こります、市長の提案する政策に対し、市議会側が質問をするという定例会議での出来事です、市長は政策を考え、その政策に議会側が承認することで政策が実現されますが、この会議の最中に30分間も居眠りしていた議員がいたので、石丸伸二はその出来事をツイッターでさらして話題となりました、

居眠りはちょっとやばいですね、そしてその投稿を見たマスコミからインタビューを受けていた山本議長が、居眠りぐらい誰でもする、国会議員でもしているし県議会でもしている、何が悪いの、

と開き直ったことでこれが大炎上、山本議長は謝罪するという因果応報ともいえる対応をする羽目になりました、

そしてほかの定例会議のあとに市議会側は石丸伸二を呼び出し、議会の批判をするな、選挙前なのだから騒ぐな、事情を察しろ、議会を敵に回すなら政策に反対するぞ、と恫喝されたりしたようで、

この時の恫喝の中心的人物が山根温子であり、

 

この人物は議会の中でも最も大きな派閥である清志会のメンバーでしたが、しかしもちろん石丸伸二はこの恫喝についてもツイッターで晒し、

議会の悪習がより世間にさらされていきました、そしてこれらのSNSでの情報告知のあってか、2020年11月に始まった市議会の選挙には、若い候補者も見受けられるようになり、その影響もあってか市議会のメンバー16人のうち、清志会所属の人物は9名にまで減りました、

ちなみにこの当選した清志会9人には山根温子、居眠りぐらい誰でもすると言って炎上した山本、そしてなんと賄賂を受け取って辞職していた先川和幸も当選しており、もう我々からすればあきれて物も言えないような不思議な当選結果になりました、やはり人口の少ない田舎ならではの悪習といえますね、新しい風習が入ってきにくい構造のようです、

そこで石丸伸二は、安芸高田市には副市長のポストは二人となっており、うち1枠が空いていたので、全国から副市長を募集したところ、34歳の商社経験ありの女性が内定されました、これなら外の世界の人間を入れることができるので、より公正なかじ取りができることを狙ったのでしょう、

しかし、議会側にはまだ清志会メンバーが9人、議会は全部で16人なので過半数となって発言権も強いです、ツイッターで晒されたことが悔しくて仕方ないのか、外部から新しい風が来ることを嫌がったのか、石丸伸二のこの新副市長決定を妨害します、

なんと議会は、副市長の枠を一人に減らすということを議会が決めてしまったことにより、その新しい副市長を入れることができなくなってしまいました、このように石丸伸二の提案は今後、議会によって次々と否決されていくことになります、この時の議会の主張としては、事前に我々に話を通してほしかった、つまり根回ししてほしかった、という主張だったようでしたが、この若者けしからんていう感情的な部分が影響してると思ってしまいますね、

ってかそもそも根回しなど必要なく、定例会議の時に市長の提案に質問したり、是々非々で意見を述べたりすればいいわけで、本来はそんな根回しなど無駄です、ここにも古臭い悪習が見え隠れしちゃいますよね、仲良しこよしな放漫財政をやっちゃっていたのではないかと疑ってしまいますよね、こうした古臭い、ナアナアな議会を石丸伸二は特に変えたかったようです、そして山根温子は石丸伸二に対し500万円の損害賠償を求めたりとかもう、的外れなことをやらかしたりします、

いやそんな暇あったら町のために仕事しろとか思っちゃいますよね、そんな議員を見て石丸伸二は、議員を16人から8人に減らす提案をします、

 

もともと財政難なので人件費削除のためにも妥当な政策だと思われます、しかも16人もいるのに会議中に意見を言わない人もいる、居眠りする人もいる、これでは議会の仕事をしてないに等しい、つまり機能不全になっているので人員削減は妥当でしたが、しかしやはりこれは議会に否決されてしまいます、そこで有名なセリフが石丸伸二が発します、

それが、議会は機能不全に陥っている、恥を知れ恥を、と言われてもおかしくない状況ですよ、この名言が出て世間の話題となりました、もう議会はカンカンでした、そんな中で石丸伸二に対して議会側は不信任案を出しました、

これがもし通ると石丸市長は失職するか、議会は解散して選挙をやり直すかの二択になります、ただもし選挙で編成しなおした新しい議会からも市長に対して不信任案が再度だされると、石丸伸二は失職してしまいます、しかしここで石丸伸二は次のように突きつけます、

もし不信任案を出すなら議会選挙をやりますよ、しかも最近は分かり候補者が増えてきてます、わかってますよね、あなたたち清志会も、若手の参入の影響で今は9人しか市議会にいません、今はまだ過半数なのでいいですが、もし選挙をやり直し、若手が増えたりし、あなたたち清志会のメンバーがまた減り、もし7人にまで減ってしまったら、もうあなたたちの意見は通らなくなりますよ、それでも占拠しますか、と突きつけ、これに尻込みした議会側は結局、不信任案を通さずキャンセルしました、

 

このように石丸伸二は徹底的に議会とバトルし、それをSNSで公表することで安芸高田市の認知度が上がり、2023年9月のふるさと納税の寄付額がなんと昨年の約10倍にも増えたなどの功績もあります、

しかし石丸伸二は施設廃止などといったコストカットの決断が早く、そのスピードについていけず、そこへ周囲が不満をこぼすこともあったようです、もっと議会などとしっかり直接に話を通してじっくり決めるべきだいう声もありました、ただ限られた任期の中で町を変えていく、しかも従来のままでナアナアでやってきた人口の少ない町を変えるには時には思い切った決断も必要だと思います、もし仮に彼が東京都知事選へ当選したら、日本はどうなっていくでしょうか、東京ならばできることが多いので地方再生にさらに尽力できる、東京も地域の街も一つのチームだ、東京は安芸高田市とは違い非常に規模の大きな重要な都市です、この都知事、今まで通り古株が都知事になるのか、新しい風が吹いてくるのか、はたまた居座る老人つまり既得権益により、また新しい風が入るのを邪魔されちゃうのか、今後も彼ら愉快な有権者たちの動向には注目していきましょう、今回はここまでとなります、いつもご視聴ありがとうございます、宜しければぜひ、チャンネル登録をしてくださるとめちゃくちゃうれしいです、でわまた

 

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