え? デビューから52年(!)も経ってるのにこの歌声の透明感、なんなの?! ( ³⌓³)
綺麗なだけじゃなくて、より「人間味を増した」声の質感。
近年の曲ほど、歌詞に「真実味」がこもってる気もした。
もちろんヒット曲もたくさん聴けて最高✨
ーーー
Kazumasa Oda Tour 2022 「こんど、君と」
名古屋・日本ガイシホール
2022/06/23(木) 18:30 開演
ーーー
※ セットリスト (曲目) に触れています
ーーー
∞の形に花道があり、どこの席からでも満足できるステージ構成。
何年ぶりだろう? 久々の「かずちゃん」のコンサートに胸が高鳴る。
一曲目イントロ、(マイクを通さず) 生声のシャウトで挨拶!(ハリがある!)
その歌声は今もなお変わらず (氏は現在 70歳代の中盤だったはず)、 透明感とみずみずしさに溢れてる。
なんというか、「フレーズを歌い切っても、声量 (肺活量) が余ってる」!
無理をしているのではなく、歌唱法が確立し悠々とあの声が出せている、という感じ。
よく「めちゃくちゃ歌が上手い」ことを「口からCD音源」と表現するが、小田和正の場合は「むしろCD "よりも" 上手え!!」と過去のコンサートを見て思っていた。
そして今までそれを (驚嘆の意味を込めて)「サイボーグみたい…!」と心の中で思っていたのだが、今回の公演に触れてより「人間味」を感じることができた。
ひとりの人間から発せられる、正確無比な「音」。人間が詞と旋律を綴り届けてくれる、その「ぬくもり」。
胎児の頃から小田和正を聞いてる私も (母ちゃんがファン♪ ) 、この2022年の歌声に新たな意味と魅力を見つけてしまった。
ーーー
∞の形の花道を動きまくり、積極的にファンサ (突然のオタク用語!笑) を観客に送ってくれるのやっぱ嬉しいよね!
MCの「スタッフに通路を勝手に広くされて……、まあ『みんなの愛の上を走ってるんだな』って」
笑った。(年齢もありますからね♪ 念のため。)
今回のバンドメンバー:
Gt:稲葉政裕
Ba:有賀啓雄
Key:栗尾直樹
Dr:木村万作
Vn:金原千恵子
Vn:吉田翔平
Va:徳高真奈美
Vc:堀沢真己
稲葉さんのギターとかずちゃんのギターで向かい合ってプレイするの、やはりロックバンド然としてかっこいい!
稲葉さんのプレイは、オフコース〜小田和正の音楽の中で鳴り響いていた「あのギターのサウンド」そのもので、懐かしさと愛着を覚えた。
弦のカルテットも美しく、各曲に華を添えていた。
小田さんの歌と「対旋律」を奏でる金原千恵子さんのヴァイオリン、この対話こそまさに音楽!
席は二階席の後方だったが金原さんゼロズレ (※オタク用語。真正面の意味。) だったので、双眼鏡でしっかりその流麗な演奏を耳と目で体感することができた。
トリルの細やかな音も美しい。
金原さん、たぶんライムグリーンのお靴を履いてらした。
もうガチ恋だ………。(?)
オフコース時代の大ヒット「愛を止めないで」。
やっぱ聴けると嬉しいよね!
ここぞ!というポイントで立ち止まり、そして高音でのけぞる かずちゃんのあの姿。
♪ 言葉にできない ……アウトロのヴァイオリンソロの美しいこと!
♪ たしかなこと ……かずちゃんのアコギ・ピッキングをしっかり目にすることができた!
♪ キラキラ
……曲間がどこも短っ! (もっと休んでもいいのに…) と思ったが、彼の歌唱能力ならなんの問題もないのだろう。(盛り上がりも持続するしね♪ )
ーー【ご当地紀行 VTR】
おなじみの映像コーナー。(過去編含む)
詳しく書かないがすっげえ面白いの(笑)
現地のすれ違う人たちと会話したり。
ツアー会場ごとに異なるから各地のお楽しみですね。
サンデーフォーク (興行会社)の人も登場していっしょに動物にエサやりしたり 笑
ーーー
♪ so far so good ……ライティング、降ってくる銀紙も綺麗!
♪ Yes-No ……ドラムスのシンバルワーク、2番のヴァイオリンの演奏もお見事。
♪ ラブストーリーは突然に ……大ヒット曲!ミラーボールが現れ会場はギラッギラに!
ステージ中央のピアノに座り、MCで 「親父は薬剤師で、、母親は、、そんな中一枚目の作品を……」と来歴を語る。
このパートが一番胸に響いた。
最新アルバム収録「ナカマ」 → 1980年発表「生まれ来る子供たちのために」。
声に小田さんの「気持ち」が余すところなく込められていて。
"僕らは 不安の中で 何を 信じていたんだろう" (「ナカマ」)
"多くの過ちを僕もしたように
愛するこの国も 戻れない もう戻れない" (「生まれ来る子供たちのために」)
この二曲を並べて披露したことの意味。
世界の状況、社会情勢への想いと願いを、聴く人それぞれが考えて感じること。
うん。と心の中で小さく頷いた。
ーーー
♪ 君住む街へ
「その生命(いのち) 尽きるまで」を歌い上げるとこちょうど近くで歌ってくれて嬉しかったなー!
♪ YES -YES-YES
やっぱこれですな!😎✨
MC:また名古屋来たら「また同じか」とか言わないでください (もうライブに) 来ない方は「お元気で」。
……このトークの "苦味"! もちろん会場の皆さんは大爆笑です😆
花道先の中央、いわゆるデベソで出演者全員でおじぎ。
メインステージに戻り、楽器隊も含め全員でアカペラ。
豊かな余韻を残し終演。
ーーー
1970年のオフコースのデビューから52年。
ニューアルバム、8年ぶりソロ10作目。
“74歳8カ月でのアリーナツアー開催は、国内アーティスト史上最年長”。
これまでの長い小田和正の歩みと、まさにいま発せられる歌声と音楽の美しさ。
現在の彼の声が最も映えて効果的に響くのが近年の作風なのでは? という新たな気づきも得ました。
一音一音に気持ちを込めて紡がれた、新しくて普遍性を帯びた楽曲たち。
さあまた、最新アルバムを聴いてみよう。
小田和正 @ガイシホール (2022年6月)
1.風を待って *
2.会いに行く
3.愛を止めないで
4.夏の日
5.やさしい風が吹いたら
6.水曜日の午後
7.言葉にできない
8.たしかなこと
9.キラキラ
<ご当地紀行 VTR>
10.so far so good *
11.やさしい雨
12.Yes-No
13.ラブ・ストーリーは突然に
14.明日
15.ナカマ *
16.生まれ来る子供たちのために
17.今日もどこかで
18.こんど、君と *
19.君住む街へ
<アンコール>
20.またたく星に願いを
21.YES -YES-YES
<アンコール 2>
22.hello hello
23.やさしい夜
24.また会える日まで
*= ニューアルバム『early summer 2022』収録曲
(セトリは拾い物。まちがってるかも…)
ーーー
小田さん@日本ガイシホール 最終日終了✨
— 金原千恵子 (@chiekokinbara) 2022年6月23日
今日は昨日とはまた違うお客さまの雰囲気で楽しかったです☺️色んなことがあるけどみんなの幸せを願ってる…心を込めて歌います✨という小田さんのMCに涙腺が崩壊しそうで大変でした😭10月に名古屋またきま〜す‼️#小田和正#こんど君と pic.twitter.com/OK4wu6FsX8