おしぼりズム的ホテルイタリア軒
新潟老舗企業訪問の際は、
老舗ホテルに宿泊した清きおしぼりズマーな私であります。
内容が徹底しているのでありますね。
宿泊したのはホテルイタリア軒であります。
明治7年、
イタリアからやってきた青年ミリオーレは、
大怪我をした為帰国する一行から置き去りにされましたが、
当時の心優しい新潟の方々の厚い支援により、
牛鍋屋を開業し、
当時の日本には珍しいイタリア料理の提供を始め大人気となりました。
火事による建物消失を何度か経ながらも、
当時の部材を活用しながらホテルとして生まれ変わり、
今でもホテルイタリア軒として、
当時のミリオーレの味と想いを今でも伝え続けています。
ホテル内の会員制倶楽部のお部屋で、
色々と老舗ながらのお話しを支配人から伺ったのですが、
明治の面影が色濃く残る部屋に1台のグランドピアノがあったのであります。
近年になって、
再度ピアノを習いだしている私でありますが、
なかなか忙しく満足に練習もできておりませんが、
どうしてもそのグランドピアノを弾いてみたくなったのでありまして、
支配人になんとかお願いをして、
翌朝の誰も居ない時に弾かせて頂いたのでありました。
ソナタ悲愴第3楽章はなんとか譜読みも終り、
今は指使いと表現を習いながらやっているのでありますが、
私の悪い癖で、
楽譜を頭で暗譜してしまうのでありますが、
こういう時は逆に楽譜が無くても1曲丸々弾けてしまうのでありますね。
グランドピアノの周りはバー・カウンターになっているので、
長年に渡りここで様々な方が色々な時間を重ねてきたのだろうなと思いながら、
あまり流暢では無い曲を奏でるのであります。
ちょっとキザなおしぼりズマーの私であります。
だって、、、、
誰も居ないんだもん、、、。
By ZARA

