おしぼりズムの世界紀行 ~ミラノ・SOL後編~
「オシボリ ペルファボーレ!!」
等と、
イタリアでもそこかしこで、
むしろ洗練されたミラネーゼの方々から
こんな会話がそこら中に飛び交えればなぁと夢見る
清きおしぼりズマーな私であります。
そんな中、いよいよミラノでは最後の企業視察となったSOLにお邪魔している訳であります。
このSOLという会社は、
イタリアを含む15の欧米諸国で展開し、従業員1500人、売上高約520億円を有する多国籍企業であります。
大きく分けて2つのビジネスを展開しており、1つは工業用ガス等の産業マテリアル、もう1つは20年程前に始めたホームケアビジネスとなっております。
工業用ガスの分野は、液体窒素や酸素等を製造・運搬するだけではなく、いかにお客様に対して供給するかという謂わばソリューションビジネスだと彼らは言い切ります。
彼らは、ただモノを売っているだけではなく、技術を売っているとの自負があり、発表も自身に満ち溢れたものでありました。
また20年程前から展開しているのが、小型の酸素ボンベ等を介護のご家庭に供給するホームケアビジネスです。
日本と同じくイタリアも高齢化社会であり、その機会をビジネスチャンスととらえて進出した分野でありますが、現在大幅に躍進している事業となっております。
お話は、当然ファミリービジネス研究との事で、現在の株主構成やファミリーの事業参画のあり方等に移ります。
彼らは元々、2つのファミリーが100%株主となり1927年に創業されました。
そして、1998年にIPOを行い上場企業となった訳ですが、
現在では60%が2つのファミリーが所有している大株主なのであります。
私達にとっては上場企業の60%の株式をファミリーが保有し、大株主である事が大きな驚きでありました。
またその株主やファミリーの事業参画に対しても、綿密なルールが定められており、そこに緻密な政策があり改めて驚かされました。
と、何で”おしぼりズマー”な私がここまで詳しく書けるかというと、
このSOL企業視察の報告書を我が尊敬すべき先生から託されたからなのです。
ちなみにこの報告書の総集編が、
来年の万国津梁館サミットに向けて、
恐らく徐々に意義を発揮していく事になる訳です、、、。
ま、なんにせよ
躍進している企業の細部に渡って断片化されたお話を聞ける事は非常に有意義な事であり、
これが何に結びつくかは分かりませんが、
自分の足元をもう1度みて、
日本に帰ったら、地道に”おしぼり”のモダン化に努めよう!!と思うのでありました。
とりえずは、”おしぼり”を5000本、巻きゃなきゃね!!
BY ZARA
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