おしぼりズムの世界紀行 ~ミラノ・カンパリ後編~
ここは、ミラノ....。
お相手は、カンパリのチェアマン.....。
さて、私は一体、何者なんだろうと、
毎度の如く自問自答をする訳ですが、
中々の貴重な機会に、自然と浮き足だちますし、
実際に、足が浮いてた様にも思われます。
ディスカッション風景
前でお立ちになっている2人のうち、右側の方がチェアマンであります。
さて、ファミリービジネス研究との事で、
カンパリ社の創業経緯から、事業概要、現在のアルコール市場におけるトレンド予測や、事業ポートフォリオ等をお話頂ける訳です。
カンパリというリキュールは、元々バーテンダーだったガスパーレ・カンパリ氏が開発し、1860年に「オランダ風苦味酒」として発売して人気を博しました。
その後、息子のダヴィデ・カンパリ氏が「カンパリ」と名付けて、今日まで至っております。
現在では、”ダヴィデ・カンパリ社”という名称で製造をしております。
1995年からは、M&Aにおける事業戦略を急速に展開し拡大ておりまして、私も知らなかったのですが色々な有名ブランドが全てカンパリグループ傘下となっている訳です。
SKYY(ウォッカ)や、Lipton Ice Tea(リプトン紅茶)、Glen Grant(スコッチ)等、事業ポートフォリオは酒精やワイン、ソフトドリンクにまで多岐に渡る一大グループとなっており、また売上高や純利益率の伸びを見ても、そのM&Aの事業展開を成功に収めているのです。
そんな、こんなで質疑応答となります。
我が尊敬すべき先生から、質問の合図が阿吽の呼吸で来ましたので、思い切って手を上げる訳です。
「My name is ○×△、、、Nice to meet you」
チェアマンも「Nice to meet you ,too」
ここまでは良いのですが、肝心な質問しようとした事項がM&A戦略(!!)と、個人の身の程を知らない大それた事をどうしても聞きたいが為に、
「えーと、御社のM&Aは、、、」と瞬時に日本語に切り換えました。
カンパリのチェアマンも一瞬、口をポカーンとする訳ですが、
当然、通訳が入りましてその場は事無きを得たのです。
聡明なカンパリのチェアマンを一瞬ポカーンとさせた”おしぼりズム”。
それは、それで貴重な経験と素敵な思い出となったのでした、、、。
BY ZARA
【ミラノ・ファミリービジネス視察はまだまだ続く】
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