ちょっと前に通っていただいていた女性の患者さんですが、「いつも頭が、ボーっして考え事や物事に集中出来ないので、家事や仕事が、上手く出来ない。」と、相談を受けました。詳しく話を聞くと、彼女はかなり心が、疲れていてお医者さんからかなりキツい安定剤を処方されていたようです。安定剤にはいろんな解釈がありますが、心が疲れて安定剤を必要とされる方は、神経などが、過敏な方が多く常にいろんな事を良くも悪くも(たいていは悪くですが) 問題のない人よりも感じてしまい疲れてしまいます。そこでキツい安定剤で、あまりいろんな事を感じさせないように薬で脳をコントロール?します。要するに頭をボーとさせて考え事が出来ないようにとか、集中が出来ないとかになります。神経は落ち着くようですが、集中力などかなくなるので、一般の生活や仕事が出来なくなるみたいですね。
彼女の担当医は理解のある方で、彼女には常々「薬を減らし、いずれ止めるように」と、言っていたそうです。


お医者さんが、勧めているのだから薬を減らしたらいいのにと思って女性に聞いてみたら、「まだ、不安で減らす事が出来ない。」との事でした。
仕方がないので、一度整体で女性の体を緩めてリラックスした状態を作り、もう一度話をしてみました。薬でなくても体がリラックス出来た彼女は話を理解しだしたので、
旦那さんも一緒に来てたので三人で話をして、少しずつ減らしていくことに挑戦してみることになりました。


2週間後、女性は「少し薬を減らしただけですが、頭のボーとしたのも少しマシになり、集中力がでてきました。」と、言って一言「薬って怖いですね。」と、言いました。これで目の覚めた女性は薬を減らしていく努力を本格的に始めるました。
私の方は整体をして女性の体をリラックスさせるだけですが、女性自身には軽いウォーキングとストレッチを家でしてもらいました。

彼女が、努力してくれたので2ヶ月もすると薬は本当にしんどい時少し服用するだけになり、以前は外出する時は、薬を常に携帯して、忘れた時は急いで取りに帰ってましたが、今は忘れても「まぁいいか」と、思えるようになって取りには帰らなくなったそうです。考え事や集中力もほぼ戻ってきたので、仕事や家事も出来るようになりました。

今回、女性の大変な努力や旦那さんの助けもあり、もうしばらくしたら、完全に薬も止めることができそうです。
安定剤もいろんな種類があるのでしょうが、薬は上手に付き合わないといけませんね。


追伸、薬を止めたり減らしたりするときは、まず医師や薬剤師に相談することをおすすめします。