の、望月歩くん。
【アンナチュラル】第7話『殺人遊戯』(殺人者Sを名乗る学生が遺体Yの様子をライブ配信し、法医解剖医であるミコトに死因の特定を問うたもの)で、殺人者Sこと白井一馬を演じた彼。
すごかったよね〜(何様目線)。
泣きながら「これは遺書です。これで終わり」と首にナイフをあてる様は、ドラマと分かっていながらも胸を締め付けられるほどこちらに訴えかけてくるものがあった。
踏み込んだ中堂さんとの会話も印象深い。
白井「横山は死んだ。僕だけが生きていて良いのかな」
中堂「死んだ者は答えてくれない。これから先も。……許されるように生きろ」
(印象深いと言いつつセリフうろ覚え)
いやぁ〜ほんっっっっっとに。
あの演技を見たときはすごい子が現れたと思った。
と思ってたら【アンナチュラル】の3年前(2015年)に【コウノドリ】第5話『14歳の妊娠 少女が母になるとき』に出てたのを見ていたという。
中学生にして父親になる役だったけど、あれはごめんあんまり覚えてない。
というわけで、2018年に私の脳内に鮮烈な印象として残った望月歩くん。
今回大庭くんに弟がいるということで誰が演じるのかと思いながら見ていたら、望月くんだと分かる前にまず拓くんの特性が見えてきた。
・人との関わりが苦手
・習字という特出した才能がある
・筆を他人に触られるのを、もしくは吊るされた筆が揺れるのをひどく嫌がる
・白線を踏むように飛んで歩く
・聴覚が過敏なのか人の呼び掛けに耳をふさぐような仕草をする
うん、おそらく自閉症なんだろう。
でも一切そういうことは言わない。
・両親と同居して習字の仕事をしている
・一人暮らしの兄とは1日1回電話をする仲
・夜間散歩に出かける
親とも兄とも良い関係の中で経済活動もしており、自ら外出する機会もあるいち成人男性である。
そのいち成人男性をこんなにも気になる存在として演じるこの人は誰だ…?え、めちゃくちゃ上手くない…?目線とか足取りとか手の僅かな震え具合とか検察の人に問いただされて段々パニックになっていく様子とか、めっちゃくちゃ上手くない…?え、誰この人…?あれ…?この人どこかで見たことある…?
ということで、遅ればせながらかなりの後半部分でやっと(アンナチュラルのあの子だ)と気付いた私(我ながら遅すぎる)。
赤楚くんの自罰感情に震える子犬感も
けっこうナチュラルにお父さんにタメ口の石子も
部屋に2人きりになっても何も起こらない羽男も
「また裏切られたんだ…」と闇堕ちしそうになる赤楚くんも
大庭くんへの手紙の中に溢れる愛と信頼と切望を詰め込んだ石子も
叱るべきは叱って「それ以上の反省は必要ない」と優しく見下ろす羽男も
あぁこういう家庭環境で育ったから人を疑わない純粋培養の好青年になるのかを体現した赤楚くんも
釈放された赤楚くんを抱き締めようとしていた石子も
最高のスローモーションで横入りしてきた羽男も
(何故か赤楚くんだけ赤楚くん。いやちゃんと大庭くんを演じているんだけど何故か赤楚くんと言ってしまう)
ぜーんぶ吹っ飛んでしまった。
いやすごいよ?相変わらず有村架純さんと中村倫也さんはすごいよ?赤楚くんもすごいよ?でもインパクトで言うと断然望月くん。
あの実力派揃いの役者陣の中でこれだけの印象を与える望月くんは本当にすごいなぁと、第9話が終わってすぐに録画していた【アンナチュラル】第7話を見た私。
(だから冒頭がアンナチュラルの話)
中堂先生めちゃくちゃ格好良いな。
いやだから望月くんの泣きの演技とか縋るような目とか達観したような目のギラつきとか本当にすごいのよ。
それにしたって中堂先生のイケボやべぇな。
ちなみに第2話『死にたがりの手紙』のラスト、トラックが水没した池を特定した中堂先生にミコトが感謝を伝えたときの返しが好きだ。
「なら話しかけるな、クソが」
こんなに格好良いクソがある???????
いやだから本当に望月くんの演技がすごかったなぁというお話。