こんにちは

ブログの続きも止まったまま
入院生活中です。

続きをかかないとなー、と思いつつも
いやいや、

たくさんの人が心待ちにしてるわけじゃないし

もっと自由でいいかな、というわけで。



入院中に気になること。

おそらくお金持ちの奥様なのでしょうか?
でも、個室ではなさそう。


デイルームでもリハビリ室でも
ずーーーーっと、喋り続けておられる
上品そうなご婦人がおられるのです。




ここは関西ですが標準語

それはよしとして


ずーーーーっとさりげない自慢話

親が転勤族で、こんな仕事してて

3年ごとに転勤で

あんなところに住んで

こんな外国にも住んで

夫はこんな仕事してて

○○ちゃんはイタリア語が堪能で

△△君は??語が堪能で

翻訳の仕事してて


わたしは○○大学を出たの

結婚はもちろんお見合いで

だって、父親が恋愛結婚は許さないと思ったから


それなりにもてたけど

自分はお見合いして結婚するものと思ってたから

お付き合いしてた方とは

結婚なんて全く考えてなくて


だって、ほら、

結婚って家柄が合うって大事でしょう?

わたしはまわりの99人が賛成しても

父が反対する人とは結婚できないな、

と思ってね

などなど


ちなみにわたしと話しているのではありません

デイルームで、リハビリで

いろんなところでいろんな人に

同じ話をずーっとしておられるので

聞こえてしまうのです


そして思ったのです

「ずーっと自慢話ばっかり真顔

ん?ちょっと待てい!これは自慢なの?

よく考えるとそーでもないぞ。

でも、これを自慢話だと感じた私は

この人みたいに家柄とか立派な家族が羨ましくて、自慢したいんだなぁ」と。


そしてこうも考えたのです

「この人、自分自身の自慢は何もないやん。

家族の学歴、とか仕事、とか家柄とか。

周りの自慢ばっかり。

ほんとは自分に自信がないんだろうな。

だから、聞かれてもいないのに、

先に自分からいろんな人に

自分自身のことじゃなく

自分を取り巻く周りがいかに立派かを

次々と並べたてて、周りの威力で

自分を立派に見せようとしてるんだろうな。」



わたしは貧乏コンプレックスで

医者の彼氏に自分が団地に住んでいることを

ひた隠しにしていました

デートのあと車で送ってもらったときは

近所の新築マンションの前で

降ろしてもらってました



自分でお金を稼げるようになってからは

ブランド物に身を包み

お金持ち風を装ってました


嘘をついてるみたいでストレスだった

でも嫌われたくなくて

下に見られたくなくて

装いつづけた

お金さえあれば、家柄が立派だったら

高学歴だったら

もっと堂々としていられるのに

なにとコソコソしなくていいのに

ああ…ハリボテ女のわたし…



でも、このマダムはどうでしょう?

わたしが羨ましくなるような

お金があって、高い教育も受けさせてもらえて

お家柄も立派そうで。

わたしが欲しかったものを

たくさん持ってそうなのに…



なのに、なのにすごいハリボテっぷり!




そっか!大事なのは周りじゃなくて自分なんだ!

どんなに満たされた条件で生きていても

自分のこと愛せてないと

結局自分自身で勝負できない

ハリボテ女になってしまうんだ




満たされた条件で生きることが幸せじゃない

自分で自分のことを愛せないと

幸せにはなれない



そう思いました


わたしも

貧しさをひた隠し

小金持ちお嬢さんを装い

仕事も遊びもなんでもできる女を装い

気の利くいい女を装ってたけど


そのハリボテっぷりゆえに

幸せになれなかったんだ


ハイスペック男性に選んでもらって

幸せにしてもらいたい


そんな他力本願だからだめだったんた



ほんとの自分は大したことない、

ほんとはつまらない女だ

親も兄弟もみんな学歴ないし

家柄もよくないし…

自分のこと、大事な家族のことを

恥ずかしく思うような女だから

幸せになれなかったんだ


そんな女性選ばないよね




誰かに幸せにしてもらうんじゃない

自分のことを幸せにするのは自分なんだ



改めてそう気づかせてもらいました。