売れる会社が良い会社 | オシャクレブログ。

売れる会社が良い会社

先週に引き続き、今週も1週遅れの日経ビジネスネタです。


今回のテーマは


「売れる会社が良い会社」




このテーマは、売れる、つまり買収される会社は、その会社がM&Aを仕掛ける外部の者にとって魅力的な企業であるということを表現したものです。


無知な僕にとって


M&Aというと村上ファンドなどが連想されやすく、M&Aの対象となる会社は落ち目であったり、現状のままでは業績が良くなかったりと、あまり”良い会社”のイメージはありません。


この記事ではまさしく、そのようなイメージを持っている僕のような読者向けに書かれた記事でした。


M&Aの対象がそのような”良くない会社”に限られた話ではなく


表立ったニュースにはなっていないが、業績や事業内容が良い会社を対象にした案件が実は多いのだと。


そもそもM&Aの目的を考えれば当然の話ですね。


昨今のニュースのお陰で、どうも株式市場や時価総額のイメージが付きまとっているようです。


なんとM&Aは一日10件ペースで起きているらしいです。



確かに業績がよい状態で、売り時を見極め、会社を高く買ってもらえるメリットは多いと思います。


業績が良いということは、M&A後にすぐに体制を変えなければならない程現状が悪いわけではないと思いますので、従業員も解雇させる確立は低いでしょうし、ノウハウなども強制的に変えられることはないでしょうから。


もちろん、いい値で売ったわけですから多額のお金も入ってきますし。


ただ、ビジョナリーカンパニーのような視点からすると


経営者は自分の会社を売りたくなくなるという気持ちもあると思います。


記事の言う、売り時を見誤ってM&Aの対象になったというのは、こうした経営者の会社への執着も関係している気がします。


結局記事の言いたいところは、いつでもM&Aの対象にされるような”良い会社”を目指すべきだということですね。


同感です。


ただ、もし僕が経営者だったら、敵対的なM&Aはやっぱり嫌ですね。