品質の復習
すっかり書いた気でいましたが、忘れていました。
今週の日経ビジネス、あらため先週の日経ビジネスです。
テーマは 「品質」
ソニーのリチウムイオン電池の記事は先日書きましたが
トヨタのヴィッツのドアから出火する事故が起きた、など
昨今、Made in Japan の製品の不具合に関するニュースがよく報道されるようになりました。
僕なりにこの理由を考えてみましたが
実際に品質が低下していることと、消費者がわがままになっていること
の二つが主に考えられると思います。
まず、”実際に品質が低下している”ことに関してですが
記事にもあるように、品質低下の原因は
グローバル化、高機能化、短期的利益の追求、派遣社員の増加による現場力の低下など
様々な要因が複雑に絡み合っています。
記事にはありませんでしたが、
僕は日本の技術者の地位が低いことも一因ではないかと思います。
モノ作りを支えているのは技術者であるにも関わらず
多くの日本企業での技術者の地位は欧米に比べて低いです。
経営陣の中に技術者出身の割合が低いために
効率化を目指した企業の品質へのこだわりが薄れていたのではないかと。
また、”消費者がわがままになっていっている”ということについては
自分及び、周りを見ればわかります。
技術の進化は生活をどんどんと便利にし
10年前は不可能だったことが今は当たり前になっていきます。
この当たり前とういのが、わがままの根源ではないでしょうか。
便利で当たり前、使いやすくて当たり前、壊れなくて当たり前・・・・
当たり前という感覚は
またさらなる上の欲求を生み
少しでも不具合が生じれば、許せないという感情を生んでいるような気がします。
企業に安全性を要求するのも最もですが
僕たち消費者も技術のありがたみを感じる必要があるのではないでしょうか。
長くなりそうなので今日はこのへんで。
今週の日経ビジネスも明日あたりには書きます。