弟がこの度、結婚することになったという話を聞きました。
おめでたい話なのですが、母はえらく動揺していました。
お相手が弟より7つも上で、離婚歴ありで、11歳のお子さんがいるとのこと。
そして、弟と奥さんの間にも赤ちゃんが出来ているとのこと。(つまり実子が)
まあ、これだけのことをいっぺんに聞かされて、動揺しない親はいないでしょう。。
え?離婚歴のあるお相手?7つ上?
いきなり11歳の子供の親になるの?
出来ちゃった結婚???

と、書いてみて、自分の結婚は
本当にフツーだったんだなと思いました(笑)

母は動揺しつつも、もう30過ぎている弟に対して
何も言うことはなかったそうです。
それに、向こうのお相手にもちゃんと会って、常識的な
良い方だったし、子供も弟にすっかりなついていたとのこと。
ただ、やはり色々と心配があるようで、言葉の端々に不安や
憤りを滲ませていました。
母はちょっと世間体を気にするタイプなんで、その辺りが
引っかかっているのだろうなということは、想像つきます。
私も、以前だったら母と一緒に、色々言っていたと思います。

でも、発達障害のある息子を育ててみて、私は思ったんです。
幸せのかたちなんて、人それぞれ。本人が幸せならそれに越したことはない。
弟が選んだ道は、ある意味すごく険しい道かもしれない。
でも苦労があったとしても、そこに親子4人のささやかな幸せがあるなら
それで、充分なんじゃないかって。
私は心底そう思ったので、そのまま母に言いました。
母は、納得してくれました。

息子は、もしかして結婚できないかもしれない。
理解してくれる良いパートナーに巡りあえたら、可能かもしれない。
でも、何れにしても幸せに生きて欲しい。
それだけだからです。