ドイツ6ベルリン4 | O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba

ドイツ6ベルリン4

2階建てバスの2階がお気に入り。


祝日で人っ子一人居ない。

Siegessauleのヴィクトリア女神像は
ドイツの波乱の時代を高い所からずっと見つめてきた。

議会議事堂。
予約していなくて入れなかった。
トリップアドバイザーの口コミでベルリンで1位だったけど
入れなかった。
別に悔しくなんかないし。
全然悔しくないし。
こんなの聞いたことない建物全然入りたくないし。
負け惜しみじゃないし。

アンペルマンのお店。
今年の手帳が半額になっていたので買ってみた。
手帳が無かったからそれまでプリントアウトしたカレンダーを使っていたのだ。

チェックポイントチャーリー
ここがかつてのいわゆる関所。

謎のエキシビション、The WALLに入って2秒で後悔する。

Judisches、ユダヤ博物館。
ホロコーストだけではなくて、
もっと中世以前の歴史から今に至るまでのユダヤ人の歴史、
ユダヤ教やドイツとの関係まで、
やけにアーティスティックな空間で綴る。

全然正しくないのだけど、
例えばアパルトヘイトとかってすごくシンプルなアホさ。
馬鹿一徹って感じ。
違うもの、肌の色、以上。

だけどこのユダヤ人迫害については、
見た目なんかほとんど私からしたらわからないし、
宗教的な背景から、
ってそもそも元は同じ神様なのに、
十字軍なんかによる中世のもの、
そして嫉妬とかもあって、
経済的な事情で政治利用された理由もあって、
ものすごく複雑で、
どれだけシナゴーグを参っても博物館をうろついても、
全然わからない。

今まさに起こっているイスラエルとパレスチナの問題だって、
誰にも裁けない。
ある日突然この星を服に縫い付けろって言われる。
街に出れば差別されて嘲笑されて、
もう少し経てば強制労働と殺戮にあって、
死の行進の描写は身の毛もよだつもの。

一歩外に出れば、
自分で自分にケチャップをかけて、
自分に舌なめずりをするブルスト。

平和。

下手くそなマーチングバンドを聞き流しながら昼間からベルリンビール飲んじゃう。

本当に平和。




ダンケシェン。
ベルリンdone


日本へ。


恋愛中毒/山本文緒
出たー!
久々の山本文緒のあのねちねちしたネクラ女のあれ!
依存ばっかして自意識が高くて絶対友達になりたくない
あの主人公がここにも!

おもしろかったけど、それはそれは。
人に依存して心がダメになっていく人間の、
外から見たらアホかって一蹴される心の動き、
それは内側から見るとこんなんなのか。
ってちょっとわかってしまう部分が無きにしもあらずだなんて、
いやだいやだそんなの認めるものか。

ああいやだ。