オーストリア3 ウィーン3
シシィチケットの残り2ヶ所を消費するため、
ハプスブルクの家具を集めたHofmobiliendepot へ行ったら、
自分が家具に全然興味無いことを再認識した。
場所がわかりにくかった。
日本人の愛情表現ほどにはわかりにくかった。
椅子地獄。
シシィの映画で使われたセットなんかも展示されていた。
そして映画のセットと椅子に自分は全然興味無いことを再確認した。

もうひとつの大きな王宮、
Palacio de Schonbrunn宮殿へとバーンを乗り換える。
私今まで女帝って高島礼子的なものだとばかり思っていたけど、
もしくは橋田壽賀子あたりだと信じていたけれど、
本物はここにいた。
マリア・テレジアこそ本物の女帝だった。
モーツァルトも子供の頃この人の前で演奏したそうな。
シシィばっかり追いかけてたけど、
結局この人は常に1番高い所にいる。
旦那が死んでから一生喪服で通したこと、
一人のお気に入りの娘以外は全員政略結婚の道具にして、
領土を守ってきた鉄の女の人。
そしてマリー・アントワネットのお母さん。
そのマリア・テレジアのMara-heresien広場を急ぎ足で通り抜ける。
ウィーン名物薄くておいしくないトンカツシュニッツェル。
belvedere上宮にたどり着く。
今回の放浪、どうしても見たかったリストの3つ目がここに。
クリムトのDer Kuss
日本では接吻と言う名前で知られた作品。
有名ですね。
本物、超やばいから。
すごい大きいしすごい金箔みたいなできらきらしてるし、
女の人の恍惚顔めちゃくちゃきれいだし、
もう勝手に泣けるから、これ。
クリムトの他の作品も本当にきれいだった。
この人はレーピンと並んで、お土産の何かを買ってしまうレベルで好き。
エゴンシーレの作品もたくさんあったのだけれど、
1番見たかった、「死と乙女」は貸出し中かなんかで会えなかった。
ちーん
広大な敷地。
下宮も含めてオイゲン公の居城だった場所。
オイゲン公は全然ハンサムガイじゃなかったらしいけど、
こんなお家に住んでるならもうそれはハンサムガイだ。

美術館で時間使い過ぎて急ぎ足。

今日はそこら中でモーツァルトの格好した人が
チケットたたき売りをしているWiener Residenz Orchesterを見る。
前日にたまたまオペラ座でウィーンフィルを聞いてしまったから、
はっきり言ってその10倍払って見るもんじゃなかった。
やっぱり金管がゼロだと迫力が違う。
ヴィヴァルディとかモーツァルトの有名な曲だけやりますよ、
オペラもちょこっとやりますよ、
バレエも二人だけバレエシューズでちょこっとやりますよ、
って言う観光客だましのやつだった。
ウィーン行く人は絶対オペラ座公演にした方が良いです。

それにしたってウィーン、超好き。
クラクフで買ったコンバースっぽい靴が合わなくて、
結局石畳直撃のしましまの非ウォータープルーフに戻ったところ、
右のかかとがちょっとはずれた。
そもそも1日に多分20kmとか歩いているから、
完全にかかとが取れた。
で、痛くてあんまり歩けなかった。
足りないので多分また来ます。
ウィーンほんと好き。
Vienna on the way
大往生/永六輔
ブルガリアで交換してもらった。
死ぬ、って六万回ぐらい出てきた。
東欧を鉄道に揺られながら自分が死ぬときのことをひたすら考えると言う、
最高にシュールなひとときをくれた。
広大な土地と多くの民衆を束ねたマリア・テレジアだって、
神童のモーツァルトだって、
みんな平等に死んでいった。
それでもこうやって広場で、博物館で、教会で今も生きていて、
そんな風に名前が残らなかった誰かだって、
その人がいなかったら多分世界が少し変わっていたんだろ、
ってバタフライエフェクトに馳せる。
生まれてきて良かったって、
死ぬ時思える様に生きること、
諸々。
ハプスブルクの家具を集めたHofmobiliendepot へ行ったら、
自分が家具に全然興味無いことを再認識した。

日本人の愛情表現ほどにはわかりにくかった。

シシィの映画で使われたセットなんかも展示されていた。
そして映画のセットと椅子に自分は全然興味無いことを再確認した。


Palacio de Schonbrunn宮殿へとバーンを乗り換える。
私今まで女帝って高島礼子的なものだとばかり思っていたけど、
もしくは橋田壽賀子あたりだと信じていたけれど、
本物はここにいた。
マリア・テレジアこそ本物の女帝だった。
モーツァルトも子供の頃この人の前で演奏したそうな。
シシィばっかり追いかけてたけど、
結局この人は常に1番高い所にいる。
旦那が死んでから一生喪服で通したこと、
一人のお気に入りの娘以外は全員政略結婚の道具にして、
領土を守ってきた鉄の女の人。
そしてマリー・アントワネットのお母さん。



今回の放浪、どうしても見たかったリストの3つ目がここに。

日本では接吻と言う名前で知られた作品。
有名ですね。
本物、超やばいから。
すごい大きいしすごい金箔みたいなできらきらしてるし、
女の人の恍惚顔めちゃくちゃきれいだし、
もう勝手に泣けるから、これ。
クリムトの他の作品も本当にきれいだった。
この人はレーピンと並んで、お土産の何かを買ってしまうレベルで好き。
エゴンシーレの作品もたくさんあったのだけれど、
1番見たかった、「死と乙女」は貸出し中かなんかで会えなかった。


下宮も含めてオイゲン公の居城だった場所。
オイゲン公は全然ハンサムガイじゃなかったらしいけど、
こんなお家に住んでるならもうそれはハンサムガイだ。



今日はそこら中でモーツァルトの格好した人が
チケットたたき売りをしているWiener Residenz Orchesterを見る。
前日にたまたまオペラ座でウィーンフィルを聞いてしまったから、
はっきり言ってその10倍払って見るもんじゃなかった。
やっぱり金管がゼロだと迫力が違う。
ヴィヴァルディとかモーツァルトの有名な曲だけやりますよ、
オペラもちょこっとやりますよ、
バレエも二人だけバレエシューズでちょこっとやりますよ、
って言う観光客だましのやつだった。
ウィーン行く人は絶対オペラ座公演にした方が良いです。

それにしたってウィーン、超好き。
クラクフで買ったコンバースっぽい靴が合わなくて、
結局石畳直撃のしましまの非ウォータープルーフに戻ったところ、
右のかかとがちょっとはずれた。
そもそも1日に多分20kmとか歩いているから、
完全にかかとが取れた。
で、痛くてあんまり歩けなかった。
足りないので多分また来ます。
ウィーンほんと好き。
Vienna on the way
大往生/永六輔

死ぬ、って六万回ぐらい出てきた。
東欧を鉄道に揺られながら自分が死ぬときのことをひたすら考えると言う、
最高にシュールなひとときをくれた。
広大な土地と多くの民衆を束ねたマリア・テレジアだって、
神童のモーツァルトだって、
みんな平等に死んでいった。
それでもこうやって広場で、博物館で、教会で今も生きていて、
そんな風に名前が残らなかった誰かだって、
その人がいなかったら多分世界が少し変わっていたんだろ、
ってバタフライエフェクトに馳せる。
生まれてきて良かったって、
死ぬ時思える様に生きること、
諸々。