オーストリア2 ウィーン2 | O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba

オーストリア2 ウィーン2

ネパールと、私の大好きなインドの人たちが1日でも早く平穏な生活に戻れます様に。
シヴァが壊してばっかりじゃありません様に。




寒くもなく、ほどよく晴れてくれて、
やっぱり私、ウィーン、好き。

物価高い以外いやなところが見つからない。

そしてシシィの住んでいたHofburg王宮!
シシィかわいい!
宮廷銀器コレクションからSisi博物館、Kaiser appartmentsまで、
また日本語オーディオガイドがある。
超何言ってるかわかる。

テーブルに飾られるセンターピースたち。

シシィの死後、マスコミやなんかによって作り上げられたエリザベート像とは違って、
もっとネクラでもっとストイックで奔放な彼女の人生を、
実際に使っていたお部屋やドレスなんかと垣間見る。

エリザベートなんてあまりにも有名だし私みたいな痛い種類の人間は
結構みんな好きなんだろうけど、
ここでは旦那のフランツヨーゼフ超かっこいい、って思った。

チケット代が信じられないぐらいの値段を取るのだけれど、
全然その価値がありました。
そもそも外人価格って言って20倍取られてるわけじゃない。
何だ、あのインドの外人価格って。




ブダペストでもクラクフでも王宮行ったけど、
規模が全然違った。
おぼっちゃまくんもハプスブルクには勝てないかも知れない。
超広いしあと他の王宮によくあるみたく高い壁や丘の上じゃない。
ハプスブルク家最強伝説。


ウィーンのカフェは無形文化遺産。
銀座みたいなKarntner通りの老舗のカフェ、Gerstnerで、
甘い甘いケーキと、
シシィも大好きだったホイップの載ったコーヒー。
これ、ウインナーコーヒーやないか。
ウィーンで飲むウインナーコーヒーやないか。

行列に弱い私は、
全然お腹空いてないのに並んで肉肉しいなんかを食べた。
これ、ウインナーやないか。
ウィーンで食べるウインナーやないか。

Wiener  Staatsoper、オペラ座。
毎日ではないのだけれど、日本語のガイドツアーが行われていて、
しっかりそれに参加した。

80%は第二次世界大戦の空襲で壊されてしまったとか、
これはロダンが作ったんだよとか
見たことないぐらいのイケメンが超わかりやすい日本語で説明してくれました。
見たことないぐらいのイケメンだったけど、
完全にオネエだった。

私の持論ですが、オネエはイケメンが多い。






毎日ソールドアウトのオペラ座公演。

バックステージにも入れてくれた。

そしてもちろんこの日もソールドアウトなのだけれど、
立ち見席は当日販売のみ、という情報を仕入れてしまって、
私は4時からひたすら並んだよ。

この日の演目はL'ITALIANA IN ALGERIで、何と毎日演目は替わるそうです。

2週間前ぐらいには座席は基本ソールドアウトで、
もちろん予約なんかしていなかったのですが、
当日販売のみの立ち見席の良い方は、
ロイヤルボックス席のすぐ下にあって、
何と音が1番良い。
そしてロイヤルボックス席が何万円もするのに、
この席は何と4ユーロ。
500円でウィーンフィルの生演奏を一番音のいい席で聴けるなら、
この並ぶのはむしろ幸せのひとときではないか。

チケット代が浮いているので、
シャンパンとか開演前に飲んでみる。

イキっている。
ウィーンのオペラ座で開演を待ちながらシャンパン。
ただ、お鼻の高い紳士淑女に囲まれて、
私はインドで買ったお気に入りのトミーと、
日本で買ったお気に入りのジーンズと、
この旅で酷使し過ぎてボロボロのお気に入りのアメアパのカバンなんですが、
ドレスコードがないからここにいさせてもらえるものの、
相当のちんちくりんだ。

すいません、こんなのが混ざって。

ああ幸せ。



音楽の街で、
世界最高峰のオーケストラとオペラに酔いしれる。
もう意味無く超泣けるし本当幸せ。

イタリア語の歌と英語の字幕で意味はわからんけど。
幸せ。