ソフィアーブダペスト ルーマニア国境超え
ソフィアで駅の入り口からホームまで案内しただけで、
おじさんにお金をせびられた。
インドでよくあったやつだ。
せびられた額の10分の1だけ渡した。
これもインドで覚えた技。
ソフィアーブダペスト
18時間の超長時間移動。
これは乗り換えなしの単一車内での移動時間の最高記録。
ハンピまでの14時間バスを越えた。
今どき、飛行機なら18時間あれば地球の裏側まで行けるだろうに。
そして憧れの日本にだって帰れるだろうに。

横になれる寝台でまたコンパートメント貸し切りなので、
それほど苦痛でも無い。
交換した本を読んだり景色を見たり、
瞑想に耽ってみたりする。

Lakatnik村を過ぎたあたりの谷と大きな川、
それから街並み。
かっこいい岩山。
進行方向が何度も切り替えられる。
5時間ほどのろのろ走ったところで、
パスポートコントロール。
私はセルビアを通ると思っていたのだけれど、
ルーマニアのCalafatだった。
ルーマニアを通るらしい。
一応礼儀としてコマネチ、ってやっといた。
そしてすっぴんのせいでめちゃくちゃ怪しまれて、
国際免許やら名刺やら色んなものを出さされて、
だいぶ時間が掛かった。
国境超えはすっぴんでやってはいけない。
わらわら警察がたくさん集まってくるもんだから、
もうここでメイクしようか?!って言ったら、
アイアンダースタンド、アンダースタンドって諭された。
そして私が震える理由は、
ルーマニアのお金は1円?1なんとかたりとも持ってない。
途中の駅で水一本だって買えない。
今持っているお菓子とパンとお水で明日の朝まで耐え忍ぶしか選択肢が無い。
スピードが信じられへんくらい遅い。
阪急の中津を過ぎて梅田に入る時ぐらいのスピードで進む。
距離が短いのにやたらと時間のかかるこの移動の謎がいよいよ解ける。

進むたびに菜の花、緑、羊、牛、
壊れた建物、社会科の授業で習った肥沃な黒土と思われるもの、
桜みたいな花、犬、相変わらずオレンジ屋根の家、
どんどん景色が変わって全然飽きない。
個室にいるからストレスも無いし。
ひこうき雲がクロスする。
ハンガリー入国は午前3時頃だった。
さすがに寝ていたところを起こしたとあって、
ルーマニア側の警察もハンガリー側の警察も、
お前顔面違うやんけ、とは言ってこなかった。
朝、すっかり明るくなってブダペスト東駅に到着。

とても暖かい。
そしてキリル文字地獄をやっと抜け出した。
あんなДとかそんなのは
(*´Д`)
これでしか使い道が無いのかと思っていた。
ハンガリー語のアルファベットは何とか読める文字なので、
バスやなんかの移動がぐっと楽になる。
本当のことを言えばそもそも日本語にすればいいのに。
全部日本語にすればいいのに。
リラに一緒に行った草ばっかり食べている欧米か!の米の方とも
その話をしていた。
どこでもここでも自分の言語が通じるってどんな気分なのさ、
って聞いたら、ラッキーだと思う、ってはっきり仰った。
それでも私は言うね。
日本語が世界一美しいし言霊を持っている。
ただ、この東欧で聞こえてくる日本語にも英語にも無い、Rの発音が嫌いじゃない。
何かエロくて良い。
夢をかなえるゾウ/水野敬也

インドの珍獣神様が出てくる、
結構前に流行った自己啓発本がインドにたまたまあったので出国直前に読み返した。
食べ過ぎないこと
人の嫌がることを進んでやる
人を喜ばせる
簡単なことほど難しい、と言うか、
続けることが難しい。
そもそもずっと続けている事なんか全然無い。
何も続けられない人間、
を続けている。
ぐらいしか無い。
パラドックスの右往左往する。
でもこの自己啓発本は自己啓発本にありがちな説教くささがなくて読みやすい。
これを何と実写版でやってしまった日本のテレビもすごいし、
ガネーシーを古田新太さんにしたところもすごい。
確かにガネーシーができるのは彼しかいない。
おじさんにお金をせびられた。
インドでよくあったやつだ。
せびられた額の10分の1だけ渡した。
これもインドで覚えた技。
ソフィアーブダペスト
18時間の超長時間移動。
これは乗り換えなしの単一車内での移動時間の最高記録。
ハンピまでの14時間バスを越えた。
今どき、飛行機なら18時間あれば地球の裏側まで行けるだろうに。
そして憧れの日本にだって帰れるだろうに。

横になれる寝台でまたコンパートメント貸し切りなので、
それほど苦痛でも無い。
交換した本を読んだり景色を見たり、
瞑想に耽ってみたりする。

Lakatnik村を過ぎたあたりの谷と大きな川、
それから街並み。

進行方向が何度も切り替えられる。
5時間ほどのろのろ走ったところで、
パスポートコントロール。
私はセルビアを通ると思っていたのだけれど、
ルーマニアのCalafatだった。
ルーマニアを通るらしい。
一応礼儀としてコマネチ、ってやっといた。
そしてすっぴんのせいでめちゃくちゃ怪しまれて、
国際免許やら名刺やら色んなものを出さされて、
だいぶ時間が掛かった。
国境超えはすっぴんでやってはいけない。
わらわら警察がたくさん集まってくるもんだから、
もうここでメイクしようか?!って言ったら、
アイアンダースタンド、アンダースタンドって諭された。

ルーマニアのお金は1円?1なんとかたりとも持ってない。
途中の駅で水一本だって買えない。
今持っているお菓子とパンとお水で明日の朝まで耐え忍ぶしか選択肢が無い。
スピードが信じられへんくらい遅い。
阪急の中津を過ぎて梅田に入る時ぐらいのスピードで進む。
距離が短いのにやたらと時間のかかるこの移動の謎がいよいよ解ける。

進むたびに菜の花、緑、羊、牛、
壊れた建物、社会科の授業で習った肥沃な黒土と思われるもの、
桜みたいな花、犬、相変わらずオレンジ屋根の家、
どんどん景色が変わって全然飽きない。
個室にいるからストレスも無いし。

ハンガリー入国は午前3時頃だった。
さすがに寝ていたところを起こしたとあって、
ルーマニア側の警察もハンガリー側の警察も、
お前顔面違うやんけ、とは言ってこなかった。
朝、すっかり明るくなってブダペスト東駅に到着。

とても暖かい。
そしてキリル文字地獄をやっと抜け出した。
あんなДとかそんなのは
(*´Д`)
これでしか使い道が無いのかと思っていた。
ハンガリー語のアルファベットは何とか読める文字なので、
バスやなんかの移動がぐっと楽になる。
本当のことを言えばそもそも日本語にすればいいのに。
全部日本語にすればいいのに。
リラに一緒に行った草ばっかり食べている欧米か!の米の方とも
その話をしていた。
どこでもここでも自分の言語が通じるってどんな気分なのさ、
って聞いたら、ラッキーだと思う、ってはっきり仰った。
それでも私は言うね。
日本語が世界一美しいし言霊を持っている。
ただ、この東欧で聞こえてくる日本語にも英語にも無い、Rの発音が嫌いじゃない。
何かエロくて良い。
夢をかなえるゾウ/水野敬也

インドの
結構前に流行った自己啓発本がインドにたまたまあったので出国直前に読み返した。
食べ過ぎないこと
人の嫌がることを進んでやる
人を喜ばせる
簡単なことほど難しい、と言うか、
続けることが難しい。
そもそもずっと続けている事なんか全然無い。
何も続けられない人間、
を続けている。
ぐらいしか無い。
パラドックスの右往左往する。
でもこの自己啓発本は自己啓発本にありがちな説教くささがなくて読みやすい。
これを何と実写版でやってしまった日本のテレビもすごいし、
ガネーシーを古田新太さんにしたところもすごい。
確かにガネーシーができるのは彼しかいない。