ギリシャ3 アテネ後半
どうやら寒い。
インドにいたから寒いと言う感覚を忘れていた。
しかしどう考えても寒い。
インドにいたから冬服みたいのを持っていない。
オフィスが寒い対策の薄手のニットを重ね着して、
お気に入りのREDARKのマフラーをしても寒い。
しかもジャケット着てないのなんか私だけだ。
と言うことでジャケットを買おうと決めてZARAやマンゴーやら見慣れたお店を覗くのだけれど、
なかなか気に入ったのがないし、
完全に季節外れなものを探しているから、
そもそもこれから暖かくなる(はず)のに、
こんな何十ユーロも出して荷物になるだけじゃないのか?
と自問自答していて、
アテネで自問自答って私、ソクラテスさながら。
その内容はジャケット買うか否か、だけど立派な哲学ではないか、
そう言う小さな二者択一の積み重ねが人類の智恵となってきたのではないか。
とかなんとか独り言をぶつぶつ言っていたら、
運命的にWEGOみたいな半分古着屋みたいなところを見つけた。
もうありえないくらいの安さで、
天六の商店街より多分安い、
で、とても気に入ったジャケットを手に入れた。
もうこのジャケットが好き過ぎて辛い。
店員のお姉さんに聞かれたので日本人だと答えると、
あーあんたの国の大統領の三人娘!とってもかわいいわね!
と言われた。
うちの国に大統領はいたっけな。
お気に入りのジャケットで暖かくなったので、
早速シンタグマ広場へ向かった。
無名戦士の墓。

衛兵交代もしっかり見た。
このシリーズ、ロシアとかでも見たけど1番近くで見れたし、
何か右の人足元ふらついてるし、
スカートに白タイツだし超かわいいしなにこれ。

目に付いた教会に入ってロウソクを買って十字を切る真似事。
写真はカプニカレア教会。
ミトロポレオス大聖堂はまた改修中だった。
なんなのこれ、改修、流行ってんの?
そして中の壁画やらを見ていると遠藤周作のせいで変な気持ちになる。
オラショとかカクレとかうんぬん。
宗教の意義うんぬん。
アドリアノスの図書館、と言う名前の壊れた壁を見て、
ちなみに本は一冊も無かった、

古代アゴラ。
地球の歩き方と全く同じアングルで撮ってみる。
散々騙されて、振り回されて、
こんなにも憎いのに手放すことができない、
それが地球の歩き方。
悪いオトコみたいだ。

もうこんな壊れた壁とか古い柱見て、
何が楽しいんだか。
これまでだって相当見てきたのに、
まだ見たりないのか、私。
寒い中お金と時間掛けて、
壊れた壁て。

ケラミコスの遺跡。
本当に全然人がいない。
シーズンをはずしているからもあるんだろうけど、
ゆっくり見れました。
謎の石と雑草とかを。
謎の石と雑草。
この謎の石と雑草が好きなんだよ、文句ある?
共通チケットで見られるところを全部回りきったので、
プラカ地区をまたひたすらわざと迷子する。
タベルナ、と言ういわゆるレストランの客引きをあしらって、
そもそもレストランなのにタベルナとはどうゆうことだ、
とかって多分全ての日本人観光客は一回は口にするでしょう。
すれ違うアコーディオンのおじさんや子どもを横目に、
またアクロポリスをぐるっとしたら、
またくたくたになってしまった。
アテネ。
とても好き。
紀元前の人工物って多分ピラミッド以来に見たけど、
ピラミッドって誤解を恐れず言うなればどちらかと言うとちょっと神がかったものがあって、
アテネのそれはもっと人間の智恵をそれこそ肌で感じられる。
ギリシャの人たちがこんな立派な柱を建てていた頃、
私のご先祖さまたちはまだはじめ人間ギャートルズ状態だったんだと思うと、
それはまた感慨深いものがある。
天気にも恵まれて、
どこでもおいしいコーヒーが飲めて、
あとクラクションを鳴らされない街。
アテネdone

日本に帰りたいとそれでもまだ言う。
螢・納屋を焼く・その他の短編/村上春樹

この人の本はいつもどこか現実でない場所にトリップさせてくれる。
描写はあくまでもどこにでもある様な現実に沿って、
例えばお化けがどーん!ファンタジーきらきら!
みたいなのは一切無いのに、
つまり今自分が生きている場所が果たして。
そもそもインドだったり謎の島だったりわけわかんないとこにばっかりいるから、
それは人よりそうなる。
もしくは今ここにいる現実と思っている何かが夢で、
夢だと思っている何かが現実なのかとか、
そう言う不思議な感覚に陥る。
結局意味わかんないんだけどさ、意味は。
もう意味とかどうでもいいや。
フワフワしたままでいい。
貸してくれたインドで仲良くなった数少ない日本人の一人は、
納屋を焼くが面白かったと言っていた。
好きこのんでインドにいるんだからそりゃ変な感性だよ。
変。
変です、あなた。
インドにいたから寒いと言う感覚を忘れていた。
しかしどう考えても寒い。
インドにいたから冬服みたいのを持っていない。
オフィスが寒い対策の薄手のニットを重ね着して、
お気に入りのREDARKのマフラーをしても寒い。
しかもジャケット着てないのなんか私だけだ。
と言うことでジャケットを買おうと決めてZARAやマンゴーやら見慣れたお店を覗くのだけれど、
なかなか気に入ったのがないし、
完全に季節外れなものを探しているから、
そもそもこれから暖かくなる(はず)のに、
こんな何十ユーロも出して荷物になるだけじゃないのか?
と自問自答していて、
アテネで自問自答って私、ソクラテスさながら。
その内容はジャケット買うか否か、だけど立派な哲学ではないか、
そう言う小さな二者択一の積み重ねが人類の智恵となってきたのではないか。
とかなんとか独り言をぶつぶつ言っていたら、
運命的にWEGOみたいな半分古着屋みたいなところを見つけた。
もうありえないくらいの安さで、
天六の商店街より多分安い、
で、とても気に入ったジャケットを手に入れた。
もうこのジャケットが好き過ぎて辛い。
店員のお姉さんに聞かれたので日本人だと答えると、
あーあんたの国の大統領の三人娘!とってもかわいいわね!
と言われた。
うちの国に大統領はいたっけな。
お気に入りのジャケットで暖かくなったので、
早速シンタグマ広場へ向かった。
無名戦士の墓。

衛兵交代もしっかり見た。
このシリーズ、ロシアとかでも見たけど1番近くで見れたし、
何か右の人足元ふらついてるし、
スカートに白タイツだし超かわいいしなにこれ。

目に付いた教会に入ってロウソクを買って十字を切る真似事。
写真はカプニカレア教会。
ミトロポレオス大聖堂はまた改修中だった。
なんなのこれ、改修、流行ってんの?
そして中の壁画やらを見ていると遠藤周作のせいで変な気持ちになる。
オラショとかカクレとかうんぬん。
宗教の意義うんぬん。
アドリアノスの図書館、と言う名前の壊れた壁を見て、
ちなみに本は一冊も無かった、

古代アゴラ。
地球の歩き方と全く同じアングルで撮ってみる。
散々騙されて、振り回されて、
こんなにも憎いのに手放すことができない、
それが地球の歩き方。
悪いオトコみたいだ。

もうこんな壊れた壁とか古い柱見て、
何が楽しいんだか。
これまでだって相当見てきたのに、
まだ見たりないのか、私。
寒い中お金と時間掛けて、
壊れた壁て。

ケラミコスの遺跡。
本当に全然人がいない。
シーズンをはずしているからもあるんだろうけど、
ゆっくり見れました。
謎の石と雑草とかを。
謎の石と雑草。
この謎の石と雑草が好きなんだよ、文句ある?
共通チケットで見られるところを全部回りきったので、
プラカ地区をまたひたすらわざと迷子する。
タベルナ、と言ういわゆるレストランの客引きをあしらって、
そもそもレストランなのにタベルナとはどうゆうことだ、
とかって多分全ての日本人観光客は一回は口にするでしょう。
すれ違うアコーディオンのおじさんや子どもを横目に、
またアクロポリスをぐるっとしたら、
またくたくたになってしまった。
アテネ。
とても好き。
紀元前の人工物って多分ピラミッド以来に見たけど、
ピラミッドって誤解を恐れず言うなればどちらかと言うとちょっと神がかったものがあって、
アテネのそれはもっと人間の智恵をそれこそ肌で感じられる。
ギリシャの人たちがこんな立派な柱を建てていた頃、
私のご先祖さまたちはまだはじめ人間ギャートルズ状態だったんだと思うと、
それはまた感慨深いものがある。
天気にも恵まれて、
どこでもおいしいコーヒーが飲めて、
あとクラクションを鳴らされない街。
アテネdone

日本に帰りたいとそれでもまだ言う。
螢・納屋を焼く・その他の短編/村上春樹

この人の本はいつもどこか現実でない場所にトリップさせてくれる。
描写はあくまでもどこにでもある様な現実に沿って、
例えばお化けがどーん!ファンタジーきらきら!
みたいなのは一切無いのに、
つまり今自分が生きている場所が果たして。
そもそもインドだったり謎の島だったりわけわかんないとこにばっかりいるから、
それは人よりそうなる。
もしくは今ここにいる現実と思っている何かが夢で、
夢だと思っている何かが現実なのかとか、
そう言う不思議な感覚に陥る。
結局意味わかんないんだけどさ、意味は。
もう意味とかどうでもいいや。
フワフワしたままでいい。
貸してくれたインドで仲良くなった数少ない日本人の一人は、
納屋を焼くが面白かったと言っていた。
好きこのんでインドにいるんだからそりゃ変な感性だよ。
変。
変です、あなた。