私は死んだ後の世界を両方とも見た。ハンピ旅行②
KALYANゲストハウスの入り口。
ヤギが落ちた若い葉を食む。

大都会ムンバイの喧騒とは対照的な田舎の村。
サトウキビとバナナ農園に囲まれて、牛が群れで移動して、
数軒の旅人向けのレストランと、数えるほどの小さなお店があるだけのメインバザール。
ゆるすぎる。
オートリキシャもほとんど通らない。
いかにもインドや世界を一周してますって感じのだめな感じの欧米人と日本人がちらほら。
かく言う私だってきっとそう見えている。
そんなもんだし実際。
一応聖地なのでお酒も肉類も禁止されているとか。
ハンピの街の中心にそびえ立つ大きな寺院。

横目にまずはマトゥンガヒルへ。

これを登る。
ちゃんとした道があるわけではなくて、
ただの岩とたまに階段があってそれを縫っていく。
「どうせ一人じゃわからんだろ」と言いながら、
ドライバーが山頂まで一緒に登ってくれた。
結構な熱射の中サービスでやってくれているならかなりいい奴。
汗だくで20分ほど岩を登って、

登り切ると、
そこはもう完全にいっちゃってた。

ハンピの街と遺跡を一望。
しかもオフシーズンで一番暑い時間帯のため他に誰もいない。
そこにオートリキシャのドライバーと二人きり。
あなたに非があるわけでは無いけれど、
あなたではない人と二人で登りたかったorz
ぐらいの世界が眼下に広がる。
天国ってこんな感じかも知れない、とか思う。
本気で思う。
照りつける太陽と、
鳥の鳴き声と、
風の音と、
先人たちが築いて、別の先人たちが壊した遺跡、
どう考えたって自然の力でも人間の力でもどっちでも無い様な、
そんなので岩の上に危うく乗ったままの、
転げ落ちそうで転げ落ちない岩たち。
そしてあなたではない人と登りたかったと思われているドライバー。

これだから写真や動画で済ませられないんだ。
世界遺産も石窟も、どんなにしんどくても現地に行かないと納得しないのは、
これだから。
写真と実物は残酷なほどに違う。
携帯の中になんて何も残っていない。
あまりの絶景に良い意味で頭は真っ白で、
日本に無理やり置いてきたものとか、
インドでまだ向き合えないこととか、
もう本当どうでもいいや。
ただ圧倒されるばかりで、
静かで、
平和で、
多分死んだらこんなだ。


本当にちょっとあっち側に行けてしまうほどの景色。
絶景。
何も遮らない。

丘を下って、次はガネーシャ寺院へ。

ここは迷わないので一人で進む。
大きなガネーシー。

息を呑む絶景が続く。
暑いのも忘れてただ見とれるばかり。
天国がここにあった。
天国だ。
続く。
ヤギが落ちた若い葉を食む。

大都会ムンバイの喧騒とは対照的な田舎の村。
サトウキビとバナナ農園に囲まれて、牛が群れで移動して、
数軒の旅人向けのレストランと、数えるほどの小さなお店があるだけのメインバザール。
ゆるすぎる。
オートリキシャもほとんど通らない。
いかにもインドや世界を一周してますって感じのだめな感じの欧米人と日本人がちらほら。
かく言う私だってきっとそう見えている。
そんなもんだし実際。
一応聖地なのでお酒も肉類も禁止されているとか。
ハンピの街の中心にそびえ立つ大きな寺院。

横目にまずはマトゥンガヒルへ。

これを登る。
ちゃんとした道があるわけではなくて、
ただの岩とたまに階段があってそれを縫っていく。
「どうせ一人じゃわからんだろ」と言いながら、
ドライバーが山頂まで一緒に登ってくれた。
結構な熱射の中サービスでやってくれているならかなりいい奴。
汗だくで20分ほど岩を登って、

登り切ると、
そこはもう完全にいっちゃってた。

ハンピの街と遺跡を一望。
しかもオフシーズンで一番暑い時間帯のため他に誰もいない。
そこにオートリキシャのドライバーと二人きり。
あなたに非があるわけでは無いけれど、
あなたではない人と二人で登りたかったorz
ぐらいの世界が眼下に広がる。
天国ってこんな感じかも知れない、とか思う。
本気で思う。
照りつける太陽と、
鳥の鳴き声と、
風の音と、
先人たちが築いて、別の先人たちが壊した遺跡、
どう考えたって自然の力でも人間の力でもどっちでも無い様な、
そんなので岩の上に危うく乗ったままの、
転げ落ちそうで転げ落ちない岩たち。
そしてあなたではない人と登りたかったと思われているドライバー。

これだから写真や動画で済ませられないんだ。
世界遺産も石窟も、どんなにしんどくても現地に行かないと納得しないのは、
これだから。
写真と実物は残酷なほどに違う。
携帯の中になんて何も残っていない。
あまりの絶景に良い意味で頭は真っ白で、
日本に無理やり置いてきたものとか、
インドでまだ向き合えないこととか、
もう本当どうでもいいや。
ただ圧倒されるばかりで、
静かで、
平和で、
多分死んだらこんなだ。


本当にちょっとあっち側に行けてしまうほどの景色。
絶景。
何も遮らない。

丘を下って、次はガネーシャ寺院へ。

ここは迷わないので一人で進む。
大きなガネーシー。

息を呑む絶景が続く。
暑いのも忘れてただ見とれるばかり。
天国がここにあった。
天国だ。
続く。