どうしてこうなった
いちいち忙しい。
日本にいる時の忙しい、ではなくて、
もっとこう、目に入ってくるものがいちいちうるさい。
例えば今日だって、
健康診断(会社でちゃんとやってくれる)の結果をもらいに言って、
検査結果は問題無かったんだけれども、
無かったのに、むしろ善玉コレステロールが多すぎて良い結果だったのに、
にも関わらず医者に1時間話をされて、
その中でsexually activeか?と聞かれて、
はっきり言ってそんな語彙私の中に無かったから、
わからんけどとりあえず「イエス!」って答えといたらすごい変な顔されて、
とんだアバズレ扱いを受けて、
さんざん食事や生活について聞かれた挙句、
最終的になぜか「毎週15分太陽を浴びなさい」って言われた。
それは断る。
30過ぎての日焼けは30過ぎてのピアスぐらいやってはならない。
で、帰りにコンタクト洗浄液を買おうと思って、
普段通らない道を通っただけで、
おばあさんに追い掛けられて、
入ったお店でコンタクト洗うやつくれって言ったらなぜかハンドソープが出てきて、
住んでいるフラットのエレベーターホールで目を閉じた少年に思い切り体当たりされて、
何事ですかと聞いたらそう言うゲームだと説明されて、
それがどう言うゲームで何が勝ちで何が負けかもさっぱりだし、
とにかく忙しい。
うるさいとか暑いとか文句ばっか言いながら自分で選んでここにいる、
そのパラドックスから逃げたくなって、
明日からちょっと旅行してきます。
で、多分そこでも遠いだのしんどいだの多分言っているって、
もうだいたい想像がついてしまっていて、
それでも行くであろう自分のさらなる矛盾。
もうどうしてこうなったんだ。

あのカルト教団の教祖そっくり。
天地明察/沖田丁

おもしろかったーーーー!!!
歴史物は苦手な自分が大笑いしながら読んだ。
気持ち良い小説。
すっきりする。
奈良の大和高田のさびれた書店でびびっと来たのは間違っていなかった。
登場する人物がみんなかっこ良くって、
おい、今どきの草食男子!しっかりしろ!
それに大好きな東京の地名がたくさん出てくる。
主人公が歩く道、訪れる神社。
これは東京に住んだ人が読む方が距離感なんかの想像が易い。
当時の江戸の風景を頭の中だけで作り上げて、
自転車でいつも迷子になったあの道のことだ、と現代に重ねて、
そうすると通り過ぎていった神社ひとつが、
本当に趣の深いものになったりする。
神社も御門も、ちゃんと意味がある。
通り過ぎるだけではもったいない。
つい最近まで刀を腰にさした先人たちが、
本気で国の未来を、私たちのことを思って、
短い命を削って奔走し、祈り、戦ってきた場所。
もっとたくさん行っておけばよかった。
とりあえず今は目についたヒンドゥー寺院に行くしかない。
日本にいる時の忙しい、ではなくて、
もっとこう、目に入ってくるものがいちいちうるさい。
例えば今日だって、
健康診断(会社でちゃんとやってくれる)の結果をもらいに言って、
検査結果は問題無かったんだけれども、
無かったのに、むしろ善玉コレステロールが多すぎて良い結果だったのに、
にも関わらず医者に1時間話をされて、
その中でsexually activeか?と聞かれて、
はっきり言ってそんな語彙私の中に無かったから、
わからんけどとりあえず「イエス!」って答えといたらすごい変な顔されて、
とんだアバズレ扱いを受けて、
さんざん食事や生活について聞かれた挙句、
最終的になぜか「毎週15分太陽を浴びなさい」って言われた。
それは断る。
30過ぎての日焼けは30過ぎてのピアスぐらいやってはならない。
で、帰りにコンタクト洗浄液を買おうと思って、
普段通らない道を通っただけで、
おばあさんに追い掛けられて、
入ったお店でコンタクト洗うやつくれって言ったらなぜかハンドソープが出てきて、
住んでいるフラットのエレベーターホールで目を閉じた少年に思い切り体当たりされて、
何事ですかと聞いたらそう言うゲームだと説明されて、
それがどう言うゲームで何が勝ちで何が負けかもさっぱりだし、
とにかく忙しい。
うるさいとか暑いとか文句ばっか言いながら自分で選んでここにいる、
そのパラドックスから逃げたくなって、
明日からちょっと旅行してきます。
で、多分そこでも遠いだのしんどいだの多分言っているって、
もうだいたい想像がついてしまっていて、
それでも行くであろう自分のさらなる矛盾。
もうどうしてこうなったんだ。

あのカルト教団の教祖そっくり。
天地明察/沖田丁

おもしろかったーーーー!!!
歴史物は苦手な自分が大笑いしながら読んだ。
気持ち良い小説。
すっきりする。
奈良の大和高田のさびれた書店でびびっと来たのは間違っていなかった。
登場する人物がみんなかっこ良くって、
おい、今どきの草食男子!しっかりしろ!
それに大好きな東京の地名がたくさん出てくる。
主人公が歩く道、訪れる神社。
これは東京に住んだ人が読む方が距離感なんかの想像が易い。
当時の江戸の風景を頭の中だけで作り上げて、
自転車でいつも迷子になったあの道のことだ、と現代に重ねて、
そうすると通り過ぎていった神社ひとつが、
本当に趣の深いものになったりする。
神社も御門も、ちゃんと意味がある。
通り過ぎるだけではもったいない。
つい最近まで刀を腰にさした先人たちが、
本気で国の未来を、私たちのことを思って、
短い命を削って奔走し、祈り、戦ってきた場所。
もっとたくさん行っておけばよかった。
とりあえず今は目についたヒンドゥー寺院に行くしかない。