キャンプだほい
とうとう家の前の動物園も、キャンプ場になったらしい。
今日は家族が飯ごう炊さんしていた。
路上生活者ってわけじゃない、と思う。
何かの工事が始まっていて、その作業一家。
何家族かの共同キャンピング。
子どもだっている。
ちょっとしたテントみたいなのだってある。
あらーアウトドア好きなご家族同士でキャンプですか?
ご主人、都会育ちなのににすごいわねー。
たくましいわー。
子どもたちも自然ともっと触れ合う機会をねー。
うち?うちなんて全然よーもう暑いだのだるいだのって、
休日は寝てばっか!
うらやましいわぁおほほほほ。
ってことかな。
ただしその空き地で何かを敷いて空の下で寝ている。
お兄さんたち、そんなとこで寝てたら、ヤギに踏まれますよ。
火の始末だけはよろしく頼みますよ。
私もあほほど父親にキャンプに連行されたものです。
小学生ぐらいまで。長野率が高かった様に思う。
一時期狂った様にキャンプに連れて行かれて、
しかもキャンプなのに片付けを面倒がって、
うちの親はキャンプでそうめんばっか作る。
そうめんだったら涼しい家で食べようよー。
肉にしようよせめてー。
トイレ怖いよー。
虫怖いよー。
もうキャンプやだよー・・・
ってことがあって私はアウトドア関係がものすごく苦手。
キャンプ嫌い。
バーベキューも嫌い。
キャンプファイヤーの存在意義って何。
もうそこから派生して、山登りもウィンタースポーツも海も全部いや。
アウトドア反対!
生産性の無いもの反対!
リスクマネジメントできない大人反対!
引きこもり最高!
インターネット最高!
家最高!
せっかく楽しませようとして色んなところに連れていってくれたのに、
お父さん、ごめんなさい。
でも、
私はアウトドアは嫌いだけど、
子どものころたくさん遊んでくれた思い出は、ちゃんと心の中で輝いているよ?
一生キャンプなんかしないけど、
誓ってスキーもスノボも一生やらないけど、
だけど思い出はずっと、心の中にじゅうぶん満たされているから、
だからこれからは海外で5つ星とかにしか泊まりたくないよ?

どうしてこれが信仰の対象になりうる。
人間の胴体をえぐっているライオンのお化け。
乙一の世界だ、乙一の。
箱庭図書館/乙一

乙一は最も好きな作家の一人で、
とにかくグロかったり痛かったりするんだけれど、
読みやすくてたまに泣けて、本当に大好きなのでこの人の作品はほとんど読んだ。
この短篇集は、読者からアイデアを集めてそれを乙一がリメイクするという、
堂々とパクリを宣言しているもので、
佐村なんとかにもちょっとは見習って欲しい。
おい!聞いているのか!なんとかごうち!
正直に生きればいいんだ。
ジェネリック医薬品だっていいんだ。
効きゃいいんだ効きゃ。
別々の人から集めたお話を、一つの線で結わって、
それを手繰っていくとちょっとだけほわってしたものにありつけて、
どうしようもない退屈な日常の中に、
多分どうしようもないぐらい奇妙なことがきっと埋まってて、
そうゆうのを探したくなる。
何気なく花を咲かせる道端の木の下に埋まっているかも知れない何かを想像したりする。
ハイビスカスの真っ赤な花に残酷さを見出したりする。
今日は家族が飯ごう炊さんしていた。
路上生活者ってわけじゃない、と思う。
何かの工事が始まっていて、その作業一家。
何家族かの共同キャンピング。
子どもだっている。
ちょっとしたテントみたいなのだってある。
あらーアウトドア好きなご家族同士でキャンプですか?
ご主人、都会育ちなのににすごいわねー。
たくましいわー。
子どもたちも自然ともっと触れ合う機会をねー。
うち?うちなんて全然よーもう暑いだのだるいだのって、
休日は寝てばっか!
うらやましいわぁおほほほほ。
ってことかな。
ただしその空き地で何かを敷いて空の下で寝ている。
お兄さんたち、そんなとこで寝てたら、ヤギに踏まれますよ。
火の始末だけはよろしく頼みますよ。
私もあほほど父親にキャンプに連行されたものです。
小学生ぐらいまで。長野率が高かった様に思う。
一時期狂った様にキャンプに連れて行かれて、
しかもキャンプなのに片付けを面倒がって、
うちの親はキャンプでそうめんばっか作る。
そうめんだったら涼しい家で食べようよー。
肉にしようよせめてー。
トイレ怖いよー。
虫怖いよー。
もうキャンプやだよー・・・
ってことがあって私はアウトドア関係がものすごく苦手。
キャンプ嫌い。
バーベキューも嫌い。
キャンプファイヤーの存在意義って何。
もうそこから派生して、山登りもウィンタースポーツも海も全部いや。
アウトドア反対!
生産性の無いもの反対!
リスクマネジメントできない大人反対!
引きこもり最高!
インターネット最高!
家最高!
せっかく楽しませようとして色んなところに連れていってくれたのに、
お父さん、ごめんなさい。
でも、
私はアウトドアは嫌いだけど、
子どものころたくさん遊んでくれた思い出は、ちゃんと心の中で輝いているよ?
一生キャンプなんかしないけど、
誓ってスキーもスノボも一生やらないけど、
だけど思い出はずっと、心の中にじゅうぶん満たされているから、
だからこれからは海外で5つ星とかにしか泊まりたくないよ?

どうしてこれが信仰の対象になりうる。
人間の胴体をえぐっているライオンのお化け。
乙一の世界だ、乙一の。
箱庭図書館/乙一

乙一は最も好きな作家の一人で、
とにかくグロかったり痛かったりするんだけれど、
読みやすくてたまに泣けて、本当に大好きなのでこの人の作品はほとんど読んだ。
この短篇集は、読者からアイデアを集めてそれを乙一がリメイクするという、
堂々とパクリを宣言しているもので、
佐村なんとかにもちょっとは見習って欲しい。
おい!聞いているのか!なんとかごうち!
正直に生きればいいんだ。
ジェネリック医薬品だっていいんだ。
効きゃいいんだ効きゃ。
別々の人から集めたお話を、一つの線で結わって、
それを手繰っていくとちょっとだけほわってしたものにありつけて、
どうしようもない退屈な日常の中に、
多分どうしようもないぐらい奇妙なことがきっと埋まってて、
そうゆうのを探したくなる。
何気なく花を咲かせる道端の木の下に埋まっているかも知れない何かを想像したりする。
ハイビスカスの真っ赤な花に残酷さを見出したりする。