人生は旅みたいなもん。
独女の傷心一人旅っていったらみなさんどこを思い浮かべますか。
そうですね、かの有名なロナヴァラですね。
週末なのに、さらに適齢期を過ぎているのに、
土日どちらも予定が無かったもんだから
本持ってスタバに行こうかと思っていたんだけれども、
そういえば私が旅行に行きたがってたなぁってちょうど思い出したの。
本当は世界遺産のエローラ、アジャンタか、
ビーチヨガのできるゴア、
アシタンガヨガの聖地マイソール、
修学旅行以来行っていない伊勢志摩、
実は都会の西川口、
その辺りが良かったんだけれども、
2日で行くにはどこも無理があった。
なので一泊で行ける様な石窟を探して、
全然ガイドブックでも見たこと無いけど、
ホテルとかあるかどうかもわからんけど、
1人で鉄道に乗り込んでみた。
勢い余ってなんたら
私、全然詳しくないし何のこっちゃやけど、
石窟がなぜか好きなんです。
まずは急行が止まるジャンクションの駅へ。

うちの最寄り駅から30分ほど、DADARにお昼前に着く。
ムンバイ都心を走る近郊のWestern Railから、
長距離を走るCentral Railへ。
地下鉄谷町線東梅田駅でJR大阪駅に乗り換えた、みたいなもんです。
全く初めてのことなんだけれども、
ノリでチケット購入。50ルピー。約80円。
大丈夫かいな。今から150キロぐらい離れたところに行くはずなんやけど。
急行出発まで一時間あるとのことなので、駅前の寺院で時間を潰す。
それらしい電車はしっかりと、教えてもらった6番ではなくて、
4番ホームから出発。
列車名や行先、駅員の指定するホームはあてにならない。
今回はたまたま列車番号を控えていて、
それが4番ホームになったよってアナウンスで何とか察して、
だけれどもギリギリまで自信もなくって、
動き出してから一か八かで乗り込んだ。
座席が指定なのかこの電車で合ってるのか自分のチケットでここに居ていいのか、
何もわからんけど、
とりあえず空いていた窓際の席に座る。
道中お昼寝をしたり、本を読んだりしながら、
絶え間なく何か売りが通路を行き来して、
サモサ屋、チャイ屋、
鎖屋、オカマ、こども、歌うたい屋、
暑い。

もちろんエアコンもないし、外は余裕の30度越え。
ちなみに暑いのはシブヤさん全然大丈夫らしくって、
さっぱり苦痛ではありませんでした。
むしろ好き。
お暑いのはお好き。
途中GPSで現在地を確認しながら何となく目的地に向かっている雰囲気。
改札の車掌さんがやってきて、
例の50ルピーチケットを恐る恐る出したところ、
80ルピー払わされた。
安定のイミフ。
予定よりほんの少し遅れて、目的地のロナヴァラ駅に着いた。

これが何を意味するか。
インドで鉄道でちょっとした遠出がその場でできる。
これが何を意味するか。
今日は独立記念日だ。
さて、普段は避ける道端のお店のパリパリした何かで腹ごしらえした後、
リキシャを捕まえてカルーラ石窟へ。
30分ほど走ったところに露天が並んだ賑やかな通り。
ここがカルーラ石窟の入口だと言う。
で、なにこの山。
山登りかよ!
山登りってことかよっ!
息を切らしながら、
階段を登っていく。

途中のカツアゲもなんのそので登り切ったところにいきなり現れた、
石窟ー!
かっこいいー!
ストゥーパ!


平均的なインド人の何倍も税金払ってるはずなのに、
入場料は20倍払わされる。
もういつものことだし毎回ケンカするのが面倒なので大人しく外人価格に甘んじる。
隣のヒンドゥー寺院でおでこに何かつけられて、
熱されたアスファルトを足の裏に感じながらうろうろして、
山を下る。
まだ陽が高いので、近くにもう一つあると言うパージャー石窟へ。
リキシャワラに追加で500ルピーなって言われたから、
450しかもう無いって言っておいた。
抗うことが大切。
30分ほどまたオートに揺られて、
ひとけのない場所で停車。
また山かいな。
もうええって、山は。
私そんな趣味ないってば。
今度はもうヒンドゥーの巡礼者も居ないからいよいよ人がいない。
途中のチケット売り場でまた100ルピーも払わされて、
ガイドいるか?って聞かれたからいらねーよって断った。
山を登り切ったところにまた現れた、石窟!!
あーもう本当好き。
なにこれ。
中心のストゥーパを囲む様に仏教とヒンドゥーの彫刻が入り混じって、
瞑想部屋がたくさんあるだけで、
何がおもろいかさっぱりわからん!
でも好き。
恋と同じね。
お顔も性格もタイプじゃないのに何か好き、そうゆうものね。
そこに現れたー!勝手にガイド始めるさっきのメガネ!
マジ何言ってるかわからんけど付いてきて写真撮ってくれたり、
説明してるけど絶対意味わからんー!
個人的にはさっきのカルーラより規模も大きいし見ごたえ十分でした。

空気も良いし景色もいいし堪能!
陽が傾き始めたので駅に戻る。
家に帰ることもできたんだけれど、
せっかくここまで来たのでムンバイとは逆、そのままプネーへ進む。
今度はチェアーカーと言う指定無しの車両に乗り込んで、
まあまあ満席。
で、立っていたらインド名物優しいおじさんが、
ここ座れって言ってくれた。
一時間ほどでプネーに到着。
プネーはインドでも屈指の研究都市で、
筑波みたいなもん。
こんな機会でもないともう来ないし。
電車の中で調べたホテルを目指してオートで向かう。
スタバの近くだったのでスタバ行けって言って、
ホテルまで進んだら追加で払えって言われたけど、
丁重にナメんなよ誰が払うかってお断りしました。
いきなり思い立った旅行だし、
もうすぐ日本行くのにお金掛かるし、
たまには旅人ブログでよく見る憧れの安宿に、
世界中のバックパッカーやそこにいついたヒッピーみたいのんが夜な夜な怪しい巻きタバコなんかをくゆらす、
汚い安宿に、
誰が泊まるかー!
あほー!
私、安宿は泊まれない体質ってゆうか、
トイレとか共同なのはちょっと無理ってゆうか、
今ルームシェアとかしてるけどトイレもお風呂も別だしお部屋ももちろん別だし、
そもそも私日本人だし。
とにかくまあまあ良いホテルにチェックインした。
お部屋が空いていて良かった。
通されたツインのお部屋、エアコンもあって快適快適!
って蚊!
蚊!
戦う女だから、私。
黙って血吸われてる場合じゃないから。
デング怖いし。
で、天井に止まったところをバシッ!てしたら、
天井に穴が空きました。

こんなことありますか。
これはもう私が怪力過ぎるってことでいいですか。
わけわからんままやって来た知らん土地で天井に穴を開ける31歳独身、
ムンバイ在住、趣味は本を読むこと。
悔しいから近くのスタバで抹茶フラペチーノをエクストラホイップにした。
店内にいた韓国人男子数人に何かを言われて、
ペ・ヨンジュンとしか話さない。って小さい声でつぶやいた。
モラルって何だろうね。
本当つらい。
何でまたこんなつらいことばっかしてるの、私。
おうちにいれば快適で清潔なお部屋でゆっくり日本の動画見たり本読んだり、
日中はオシャレなカフェでコーヒー飲みながら過ごせたはずなのに、
何でまたこんなわけわからんとこまで来てから、
蚊と戦って天井に穴あけて、
リキシャワラとケンカして髪の毛パリパリにならなあかんのん。
ってゆうか日本にいればおいしい魚食べてビール好きなだけ飲んで、
定価の交通機関で移動して桜とか見れるのに、
何でまたこんなとこにいるんだ、私。
いよいよわからん。
いよいよわけわからんぞ。
まだ旅は続く。
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そうですね、かの有名なロナヴァラですね。
週末なのに、さらに適齢期を過ぎているのに、
土日どちらも予定が無かったもんだから
本持ってスタバに行こうかと思っていたんだけれども、
そういえば私が旅行に行きたがってたなぁってちょうど思い出したの。
本当は世界遺産のエローラ、アジャンタか、
ビーチヨガのできるゴア、
アシタンガヨガの聖地マイソール、
修学旅行以来行っていない伊勢志摩、
実は都会の西川口、
その辺りが良かったんだけれども、
2日で行くにはどこも無理があった。
なので一泊で行ける様な石窟を探して、
全然ガイドブックでも見たこと無いけど、
ホテルとかあるかどうかもわからんけど、
1人で鉄道に乗り込んでみた。
勢い余ってなんたら
私、全然詳しくないし何のこっちゃやけど、
石窟がなぜか好きなんです。
まずは急行が止まるジャンクションの駅へ。

うちの最寄り駅から30分ほど、DADARにお昼前に着く。
ムンバイ都心を走る近郊のWestern Railから、
長距離を走るCentral Railへ。
地下鉄谷町線東梅田駅でJR大阪駅に乗り換えた、みたいなもんです。
全く初めてのことなんだけれども、
ノリでチケット購入。50ルピー。約80円。
大丈夫かいな。今から150キロぐらい離れたところに行くはずなんやけど。
急行出発まで一時間あるとのことなので、駅前の寺院で時間を潰す。
それらしい電車はしっかりと、教えてもらった6番ではなくて、
4番ホームから出発。
列車名や行先、駅員の指定するホームはあてにならない。
今回はたまたま列車番号を控えていて、
それが4番ホームになったよってアナウンスで何とか察して、
だけれどもギリギリまで自信もなくって、
動き出してから一か八かで乗り込んだ。
座席が指定なのかこの電車で合ってるのか自分のチケットでここに居ていいのか、
何もわからんけど、
とりあえず空いていた窓際の席に座る。
道中お昼寝をしたり、本を読んだりしながら、
絶え間なく何か売りが通路を行き来して、
サモサ屋、チャイ屋、
鎖屋、オカマ、こども、歌うたい屋、
暑い。

もちろんエアコンもないし、外は余裕の30度越え。
ちなみに暑いのはシブヤさん全然大丈夫らしくって、
さっぱり苦痛ではありませんでした。
むしろ好き。
お暑いのはお好き。
途中GPSで現在地を確認しながら何となく目的地に向かっている雰囲気。
改札の車掌さんがやってきて、
例の50ルピーチケットを恐る恐る出したところ、
80ルピー払わされた。
安定のイミフ。
予定よりほんの少し遅れて、目的地のロナヴァラ駅に着いた。

これが何を意味するか。
インドで鉄道でちょっとした遠出がその場でできる。
これが何を意味するか。
今日は独立記念日だ。
さて、普段は避ける道端のお店のパリパリした何かで腹ごしらえした後、
リキシャを捕まえてカルーラ石窟へ。
30分ほど走ったところに露天が並んだ賑やかな通り。
ここがカルーラ石窟の入口だと言う。
で、なにこの山。
山登りかよ!
山登りってことかよっ!
息を切らしながら、
階段を登っていく。

途中のカツアゲもなんのそので登り切ったところにいきなり現れた、
石窟ー!
かっこいいー!
ストゥーパ!


平均的なインド人の何倍も税金払ってるはずなのに、
入場料は20倍払わされる。
もういつものことだし毎回ケンカするのが面倒なので大人しく外人価格に甘んじる。
隣のヒンドゥー寺院でおでこに何かつけられて、
熱されたアスファルトを足の裏に感じながらうろうろして、
山を下る。
まだ陽が高いので、近くにもう一つあると言うパージャー石窟へ。
リキシャワラに追加で500ルピーなって言われたから、
450しかもう無いって言っておいた。
抗うことが大切。
30分ほどまたオートに揺られて、
ひとけのない場所で停車。
また山かいな。
もうええって、山は。
私そんな趣味ないってば。
今度はもうヒンドゥーの巡礼者も居ないからいよいよ人がいない。
途中のチケット売り場でまた100ルピーも払わされて、
ガイドいるか?って聞かれたからいらねーよって断った。
山を登り切ったところにまた現れた、石窟!!
あーもう本当好き。
なにこれ。
中心のストゥーパを囲む様に仏教とヒンドゥーの彫刻が入り混じって、
瞑想部屋がたくさんあるだけで、
何がおもろいかさっぱりわからん!
でも好き。
恋と同じね。
お顔も性格もタイプじゃないのに何か好き、そうゆうものね。
そこに現れたー!勝手にガイド始めるさっきのメガネ!
マジ何言ってるかわからんけど付いてきて写真撮ってくれたり、
説明してるけど絶対意味わからんー!
個人的にはさっきのカルーラより規模も大きいし見ごたえ十分でした。

空気も良いし景色もいいし堪能!
陽が傾き始めたので駅に戻る。
家に帰ることもできたんだけれど、
せっかくここまで来たのでムンバイとは逆、そのままプネーへ進む。
今度はチェアーカーと言う指定無しの車両に乗り込んで、
まあまあ満席。
で、立っていたらインド名物優しいおじさんが、
ここ座れって言ってくれた。
一時間ほどでプネーに到着。
プネーはインドでも屈指の研究都市で、
筑波みたいなもん。
こんな機会でもないともう来ないし。
電車の中で調べたホテルを目指してオートで向かう。
スタバの近くだったのでスタバ行けって言って、
ホテルまで進んだら追加で払えって言われたけど、
丁重にナメんなよ誰が払うかってお断りしました。
いきなり思い立った旅行だし、
もうすぐ日本行くのにお金掛かるし、
たまには旅人ブログでよく見る憧れの安宿に、
世界中のバックパッカーやそこにいついたヒッピーみたいのんが夜な夜な怪しい巻きタバコなんかをくゆらす、
汚い安宿に、
誰が泊まるかー!
あほー!
私、安宿は泊まれない体質ってゆうか、
トイレとか共同なのはちょっと無理ってゆうか、
今ルームシェアとかしてるけどトイレもお風呂も別だしお部屋ももちろん別だし、
そもそも私日本人だし。
とにかくまあまあ良いホテルにチェックインした。
お部屋が空いていて良かった。
通されたツインのお部屋、エアコンもあって快適快適!
って蚊!
蚊!
戦う女だから、私。
黙って血吸われてる場合じゃないから。
デング怖いし。
で、天井に止まったところをバシッ!てしたら、
天井に穴が空きました。

こんなことありますか。
これはもう私が怪力過ぎるってことでいいですか。
わけわからんままやって来た知らん土地で天井に穴を開ける31歳独身、
ムンバイ在住、趣味は本を読むこと。
悔しいから近くのスタバで抹茶フラペチーノをエクストラホイップにした。
店内にいた韓国人男子数人に何かを言われて、
ペ・ヨンジュンとしか話さない。って小さい声でつぶやいた。
モラルって何だろうね。
本当つらい。
何でまたこんなつらいことばっかしてるの、私。
おうちにいれば快適で清潔なお部屋でゆっくり日本の動画見たり本読んだり、
日中はオシャレなカフェでコーヒー飲みながら過ごせたはずなのに、
何でまたこんなわけわからんとこまで来てから、
蚊と戦って天井に穴あけて、
リキシャワラとケンカして髪の毛パリパリにならなあかんのん。
ってゆうか日本にいればおいしい魚食べてビール好きなだけ飲んで、
定価の交通機関で移動して桜とか見れるのに、
何でまたこんなとこにいるんだ、私。
いよいよわからん。
いよいよわけわからんぞ。
まだ旅は続く。
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