インド旅行記シーズン2012 その9 世界遺産・マハーバリプラム② | O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba

インド旅行記シーズン2012 その9 世界遺産・マハーバリプラム②

次は街の中心、お寺の裏に広がる、丘とレリーフ。
アルジュナの苦行。

名前がかっこいい。
苦行。

$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba
写真の真中の縦長いくぼみがガンガー。

ガンガーを天から地上へ降ろすためにアルジュナ氏は苦行をしたのだ。
彼のおかげで私はガンガーに触れるのだ。
ありがたいしほんまにすた丼ぐらいおごっても良い。

ここは入場無料で、野良犬も野良人間もガイドやらせろおっさんもいる。

ガイドは不要なら、
ソーリー!ノーイングリッシュ!
と言えばやんわり断れる。

ちなみにこのノーイングリッシュ!でガイド断る技は、
今んとこ、
タージマハルとカジュラホでは通じませんので気を付けて下さい。
あとはバラナシのメインガートと火葬場周辺も。

そこには日本語を操る詐欺集団がいます。

ちなみにその場合モンゴル人のふりをする、と言うのが私の技。
まあ二秒でバレるけどその時はだいたい走って逃げる。

「地球での困り方」に乗っている解説をじっくり読みながら、
とにかくゆっくり見たい私は、
ガイドなんか不要だし、
そもそもヒングリッシュは6割もわからない。

のでスルーしてまずはクリシュナのバターボール!

$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba

これが実は私の今回の旅行のメイン!
絶対これ見たかったのよー。
マジすごい!
すごいよねー。
てか意味不明!やばい!
何であの角度で落ちひんの?
やばすぎパワースポットすぎ!
もともとくっついてるのを切り出したのか?
宇宙人がやったのか?
謎。

$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba

サッカーの監督が叫んでる指示の存在意義ぐらい謎。

そしてこの無料エリアの中に点在するレリーフを順番に。

$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba

かなりの迫力。
緑があって気持ち良い。

そこでマダーム姉ちゃんにロックオンされる。
レリーフを見てる後ろからずーーーっとマダームマダーム言われて、
ネックレスを買えと言われる。
うるせー!
マダム違うわ!
だから買わねーよ!

無視してもずーっとマダームマダームプリーズなんとかなんたら…

あああああああうるさい!

うるせー!
そんなネックレス誰が付けんだよ!
私ファッションリーダーやぞ?!
時代の三歩も四歩も先を行く、
今の流行では計り知れないリーダーやぞ!
つまり今月発売のViViやCanCamには載っていないけれど、
何年か後に載る…かもしれないファッションやぞ!
そんな縁日で怖いおっさんがやってる射的の景品みたいなネックレス誰が…!

と言い返すべく
振り向く。

別に彼女は物乞いでも何でも無い普通の物売りだが、
ただ、

お腹が大きかった。

…だめだ、何か負けた。
女として負けた。

べらぼうのボッタクリ、言い値そのまんまで、
全然付けたくないネックレスを買わされる。

ベイビーか、と負け犬の私が力無く聞くと、

そうなのよ、八ヶ月なのよマダーム。

と、マダーム姉ちゃんは、女が人生で一番きれいになると言われる妊娠中の笑顔で答える。

あんたの勝ちや。
ええ、そうやって見下せば良いわよ。
ボッタクれば良いわよ。

言っておくがなぁ!
言っておくが、
アガスティアの葉っぱにはなぁ!
あの葉っぱには…


いつか私も母親になると書かれていたんじゃボケー!!

でも結婚相手は比較的すぐ死ぬんじゃーーーー!




そのまま段になっている丘を登る。

途中でサルがいて楽しい。

実は私はサルが好きなのです。

犬とか猫とか飼う気とか全く無いのですが、
鳥とか魚も興味無いけど、
サルも飼いたいとは思いません。

だから命の責任とか取れないんだって本当に。

でもサルは好き。
バリではウブドでサルを肩に乗せたし、
大分では一人で高崎山に行った。

それに、インドはお菓子を動物にあげても全く怒られない。
ちなみに人間がよくお菓子をねだってくる。

サル可愛すぎる!

そして奇跡の一枚・・・



$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba

け・・・
犬猿の仲、奇跡のコラボ!!!!!!

そしてインド世界遺産名物「一緒に写真撮って祭り」も、
もちろん開催される。

$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba
結構さわってくるよね相変わらず・・・
一応「肩くんでええか?」と聞いてくるあたりが憎めないんだが、
「はいはいもう好きにして」と言うと、
結構がっつり抱き寄せられる。

$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba
遠慮がちなジェントルマンはこんな感じ。

$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba
丘の上から見た最初の寺院。

景色がきれい!
のんびり。ゆるゆるー。

風びゅー。
またスカートがめくれる。
もうどうでも良くなってきた。
恥じらいとか天神橋筋商店街に置いてきた。

$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba

何時間か使って往復してまでがっつり見とれて、
短い草をかき分け、
たまに子供に何かくれと追いかけられたりしつつ、
全て見終わって次はファイブラタへ。

歩いて15分とのこと。
暑い。
暑い。
汗だく。

トイレあんま無いから怖いけど水分とりまくり。
暑い。

途中、彫刻屋さん?がずらーっと並ぶ。

カンカン音を立てながら石から神様を切り出す作業。
すごい!!

$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba

ガネーシーやブッダやらの首だけ、とかが店先に並ぶ。

ほんでみんなあついねーとかめっちゃ笑顔で言うてくるけど、
別にお土産買えとか言われるわけでもなく。

ほんまにゆるーい街。

そして汗だくでたどり着いたファイブラタ。

なんと、一個の花崗岩から切り出した、五つのレリーフ。

$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba

信じられる?
これ全部がもともとは一つの花崗岩なんて。

象がかわいい。
彫刻もきれい。

こんなものどないして作るねん。

やっぱりさっきのバターボールと同じで、宇宙人のしわざやな…

ずーっと昔、シヴァやパールバティ様の彫られた狭い空間で、
カビのニオイに囲まれて、
外は灼熱、何も太陽を遮らない。

$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba

ああああああ幸せ。
あーもうほんまこの瞬間のために私働きますから。
こういう旅行のこういう瞬間が幸せ過ぎてやめられない。

さて、名残惜しいが戻ります。
まだもう一箇所どこか行ける時間。