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おもひで

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お気に入りのテレビ番組でやりすぎ校則ランキングというのがやっていた。

第三位の「歩きながら冗談を言ってはいけない」というのがツボだった。

ちなみに第一位は「少しでも官能的なことを口にしたら即停学」

それで思い出した。

自分は中学の校則が厳しすぎて、スカートはひざ下10cm、
髪は染めてはならない、まゆげもいじってはダメ、
ポケベルもだめ、ピアスも眉毛いじるのも全部だめという、
そんな学校だったので、反動で校則がゆるい高校に行った。

紺の制服のスカートさえはいていればまず何も言われない。
一応制服らしきものはあったように思うが、
どの写真を見てもスカートにカッター?にラルフのセーターを着ている。
そして金髪にルーズソックス。

男どもも、制服のズボンは一応はいていたが、
上はみんなTシャツとか、体操服とか、そんなだった。

下駄とかスリッパで登校する奴も多かった。

自分もいつのまにか上履きと下靴つまりローファーがごっちゃになっていた。
下校時に履き替えるのを忘れてよく上履きのまま家に帰ってしまっていた。

先生方も非常に寛容で、服装うんぬんでなにか注意を受けた覚えはないが、
一度だけ確かPTAだか地元の政治家だかの偉い人たちが来るという時に、

全校集会で服装の検査が行われた。

表向きは制服をしっかり着るという校則がどうやらあったのだ。

間違いなく夏の暑い日だった。

「カッターを着ていない男子、立ちなさい」と生活指導の先生が言った。

事前にそんな検査があるという情報はちゃんと入っていたので、
ほとんどの生徒は座ったままだった。

それでもTシャツで着た数名がしぶしぶ立つ中で、
のそっと恥ずかしそうに立ち上がるあの先輩。
スミダ先輩と言います。

学ランを着ていた。
真夏に。

先生もさすがに「スミダ、お前はいい、座れ」と苦笑した。

あの事件はいまだに伝説だ。
ちなみに先輩は、1年を学ランだけでやり通すという賭けに勝ったそうです。



さり