8.6 広島大虐殺に対する謝罪を求める米国大使館前抗議街宣 | 徹通塾・芝田晴彦のブログ

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民族自決 戦後体制打破
基地問題を考える愛国者連絡会 / 自由アジア連帯東京会議

私達は何気なしに「原爆投下」と言っているが、違和感がある。「投下」の表現では、まるで原爆が天災の如く勝手に降ってきた様に感じるからだ。

 

原爆は地震や台風のような災害では無い。人間がある意思を以って、同じ人間の頭上で炸裂させた。その結果、何の罪もない非戦闘員である大勢の民間人が死ぬことがわかっていたにも関わらずだ。

 

もう一つ。広島、そして長崎の原爆による死者を「犠牲者」と呼ぶこと。犠牲者には加害者はいない。ところが原爆は先にも触れたように災害の類ではない。明白な加害者が存在するのだ。「加害者」の対義語は「被害者」である。

南京事件やアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所での出来事は「大虐殺」と伝えられている。一方、広島や長崎の惨禍はなかなかそう呼ばれない。原爆による大虐殺を「原爆投下」と、被害者を「犠牲者」と言い換えているのは他ならぬ日本人だ。

二つの都市で惨劇を経たわが国は、世界中のどの国民よりも「反核」であると思う。しかし一方でかつての加害者である米国による「核の傘」を容認している。この矛盾は、広島・長崎で起きたことを災害の如く捉えているのにも一因があるのではないだろうか?

 

そのような想いを抱えながら、『広島原爆の日』である今日8月6日、米国大使館前にて原爆による大虐殺に対し、謝罪を求める抗議街宣を行った。

 

 

今日の抗議は私も共同代表を務める『基地問題を考える愛国者連絡会』として行う予定だった。ほぼ同時刻に、一水会の木村代表や主権回復を目指す会・西村代表、山口祐二郎同志も抗議を行うとのことで、合流する。米国大使館前には他に支援者の方々や保守系の議員も顔を揃えた。8時15分、西村代表の呼び掛けで、全員で黙祷の後、各自が謝罪を求めて抗議を行った。

 

山口祐二郎同志

 

業平共同代表

 

私、芝田

 

街宣中、米国大使館に向かって抗議を行う他の団体の人達も。但し、全てが右翼・民族派であった。反核・平和を願う左派の方々にこそ動いて欲しかった。