12.11 月例・高江ヘリパッド建設反対抗議街宣 | 徹通塾・芝田晴彦のブログ

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民族自決 戦後体制打破
基地問題を考える愛国者連絡会 / 自由アジア連帯東京会議

(備考)前回の抗議の模様 → 『10.16 月例・高江ヘリパッド建設反対抗議街宣』 http://amba.to/2e8adtq

 

 

本年最後となる、辺野古新基地や高江ヘリパッド建設に対する月例の官邸前抗議街宣を行った。

 

 

 

繰返すが在日米軍の目的とは必ずしも日本防衛とは限らない。これはレーガン政権時代の国防長官だったキャスパー・ワインバーガーも米議会でそう答弁している。(→記事:『「日本防衛の任務ない」在沖縄の米海兵隊 80年代に米国防長官が議会に回答 - 琉球新報』 http://ryukyushimpo.jp/news/entry-311890.html )

 

私達は単に「沖縄がかわいそう」などとの理由で声を挙げているのではない。米国の極東戦略のために存在する在日米軍基地を「わが国の防衛の為には不可欠」とする欺瞞、国防を他国に依存しきる体たらくに文句を言っているのだ。

安倍首相はかつて『戦後レジームからの脱却』を訴えた。それは即ちヤルタポツダム体制とも云われる戦勝国による世界秩序に他ならない。然し戦後70年を経た現在、急速なグローバリズムの蔓延による格差の拡大、各地で勃発する民族紛争…「戦勝国支配」は既に破綻している。『戦後レジームからの脱却』を果たすのは今しか無い。

独自の国防体制があって初めて独自の外交が出来る。それでこその主権国家だ。が、安倍首相は戦勝国に新たな基地を提供し、自衛隊も差し出そうとしている。これこそ正に『戦後レジームからの脱却』ならぬ『戦後レジームの完成』である。

 

 


「沖縄返還とは何か? 本土の防衛責任とは何か? アメリカは真の日本の自主的軍隊が日本の国土を守ることを喜ばないのは自明である。あと二年の内に自主性を回復せねば、左派のいふ如く、自衛隊は永遠にアメリカの傭兵として終るであらう」~三島由紀夫『檄』より。