「ゲームオブスローンズ」は全8シリーズからなる長編TVドラマです。

エミー賞史上最多59賞受賞と前人未踏の記録を誇り

エンターテイメント業界の歴史を塗り替え続けました。

 

このドラマを見つけた時にその映像の素晴らしさとストーリーに引き込まれて

こんな面白いドラマがあったのか!?とのめりこみました。

 

2019年に最終話が配信されて以降、前哨譚ともなる新シリーズ「ハウスオブドラゴン」が2022年にに配信され、それに伴い「ゲームオブスローンズ」人気も急上昇!

 

…とは言え、日本国内ではそんなに人気がないのです、面白いのに。

 

この記事では、日本で人気がない理由や面白いポイントとあらすじ、見どころなどをまとめてご紹介します。

 

 

 

ゲームオブスローンズが日本で人気がない理由

 

冒頭でもお伝えしましたが、このドラマを見つけた時

なんだこれは、すごいぞ!!!と震えました。

ストーリーに引き込まれ、映画のような映像に魅せられました。

 

エミー賞でも32ノミネート、12冠を達成し
「世界で一番見られてるドラマ」とまで言われたのに
自分の周りには誰一人として見てる人はいません。

 

私は数々の海外ドラマを観て来ましたが、

いまだに「ゲームオブスローンズ」を超える作品に出会えません。

 

なのになぜ???

 

理由を考えてみました。

  1. ジャンルが時代物でファンタジーだから
  2. 日本でのプロモーションが薄くメディアで取り上げられなかった
  3. 地上波で配信する勇気ある局がなかった(ウォーキングデッドは放送されたけど)
  4. 家族で見るには気まずいドラマだから(子供には見せられません)

原因はそう言ったところですね。

一番の原因はメディアで取り上げられなかったことが大きいと思います。

 

なので、大ファンの一人として「ゲームオブスローンズ」の

普及活動をしている訳です(笑)

 

いつから面白くなりますか?という質問を見ましたが

私としては第1話からも面白い!!!

 

物語は長いし、登場人物も多くてこんがらがりますが

楽しみの一つは第1話では小さな子供だった出演者が

最終話では大きく成長して、重要な役割を務めます。

 

それも見どころです✌

 

 

ゲームオブスローンズの3つの名家・相関図

ドラマの柱となる「スターク家」「ラニスター家」「ターガリエン家」の家系図をそれぞれまとめました。視聴の際の参考にしてください。

 

 

七王国の王・ロバートバラシオンとラニスター家

 

ゲームオブスローンズ 家系図と登場人物

 

ターガリアン家を倒し新王朝を立ち上げたロバート・バラシオンは

王都キングスランディングの「鉄の玉座」を手に入れます。


そして反乱に加わったジェイミー・ラ二スターの双子の姉サーセイ・ラニスターと結婚しました。

 

このサーセイ・ラ二スターが物語の始めから終わりまで「悪女の中の悪女」本当に憎々しい存在になっています。

なんと、双子の弟ジェイミー・ラ二スターとひそかに愛し合っていて、ロバート王とサーセイの間には3人の子供がいますが、実は父親はみんなジェイミーです。

 

 

 

北部総督・スターク家
 

 

ゲームオブスローンズ 主要キャラクターとダイアウルフ

 

ロバート王の反乱に手を貸した北部ウィンターフェルの領主の「スターク家

物語を語るうえで最も重要な役割を果たします。

 

長であるネッド・スタークと妻キャトリンの間には5人の子供

そしてネッドの落とし子(私生児)とされているジョン・スノウ

グレイジョイ家から人質として差し出された

シオン・グレイジョイが共に暮らしています。

 

ロバート・バラシオンとネッド・スタークは友人でもありますが

王であるロバートに望まれて

「王の手」となるべく北部を離れ王都に向かいます。


*「王の手」七王国の中で最も強力な権威と責任があり、王に次ぐ役職。

 

ネッド・スタークが北部を離れてから、物語はどんどん展開していきます。

 

 

ターガリエン家


ゲームオブスローンズ主要キャラ家系図

 


 

ターガリエン家は地図の右側、東のエッソス大陸のヴァリリアを故郷とし

ヴァリリアが災厄に見舞われた時、ウェスタロスに渡ってきた一族です。

 

ウェスタロスの全七王国の上位の家として300年近くも統治し、

全ての名家はターガリエン家に忠誠を誓っていました。

その本拠地はキングズランディングの王都とドラゴンストーンの島の砦 で

王室領の最上位の家でもあったのです。

 

ゲームオブスローンズ ウェスタロス大陸とエッソス大陸の地図

 

当時の物語は「ハウスオブドラゴン」として配信されています。

 

狂王エイリス二世による不安定な統治の中、彼の息子であるレイガー・ターガリエンがウィンターフェルのリアナ・スターク(ネッド・スタークの姉) を誘拐したという話があがる。

 

リアナの兄であるブランドンが抗議した結果、エイリス王は彼と彼の父リカード・スタークを逮捕しむごたらしく処刑しました。

 

この出来事がエダード・スターク 、ロバート・バラシオン らの反乱のきっかけになります。エイリスとレイガーは殺害され、ターガリエン家はウェスタロスでの力を失いました。

 

エイリスの一番若い子供であるヴィセーリスとデナーリスはターガリエン家の忠臣によりエッソスの自由都市へと逃がされ復讐の機会を狙っています。

 

 

 

あらすじと見どころ

 

あらすじは全8シーズンもありますので、全てはお伝え出来ませんがサクッと流れを説明させて頂きます。

 

主人公は誰?

 

「ゲームオブスローンズ」においては明確な主人公は存在しません。どのキャラクターも色濃く描かれて、強烈な個性を発揮しています。

 

しいて言えばスターク家のネッド・スタークの落とし子とされてきた「ジョン・スノウ」です。

 

 

 

 

ネッド・スタークの落とし子として育てられ、他の兄弟たちとは一線ひかれていましたが、スターク家を守るために奮闘します。物語において非常に重要な枠割を果します。

 

「落とし子」としてずっと虐げられてきましたが、最終シーズンでついにその出自が明らかになります。それはそれは大どんでん返しな展開です。

 

 

 

ホワイト・ウォーカー

北部にある高い氷の壁で隔たれた北に存在する、死なない集団「ホワイトウォーカー」との闘い。

 

ゲームオブスローンズの巨大な氷の壁

 

ここで中心になるのは落とし子「ジョン・スノウ」です。

ジョンは高い氷の壁で北方の脅威「ホワイト・ウォーカー」から七王国を守る「ナイツ・ウォッチ」冥夜の守人に加わります。

 

そして、「壁」の北に暮らす「野人」達との関わりや、

ホワイト・ウォーカーの存在をなどを目の当たりにして

覇権争いをしている場合ではない、一丸となってホワイト・ウォーカー「夜の王」に立ち向かうべきだ!と皆をまとめます。

 

ゲームオブスローンズのホワイト・ウォーカー

 

 

 

デナーリス・ターガリエンと3頭のドラゴン

 

前哨譚「ハウスオブドラゴン」の時代には多くのドラゴンが存在していました。

 

 

ですがこの時の内乱で、多くのドラゴンが死んで時を経てその存在が消滅したかと思われていましたが…

 

ロバート王の反乱がおきたとき、海を渡りエッソスに亡命したターガリエン家の生き残りデナーリス・ターガリエンの悲願は鉄の玉座奪還。

 

ロバート王の反乱によって兄のヴィセーリスと共に海を渡ってエッソスに亡命したデナーリス。


玉座を取り返そうと画策するヴィセーリスはドスラク族の族長カール・ドロゴに妹のデナーリスを差し出します。デナーリスはこの時に3つのドラゴンの卵を贈られます。

戦いで受けた傷が悪化して死んでしまったカール・ドロゴを火葬する際、デナーリスはドラゴンの卵と一緒に炎に身を投じます。

 

 

ところが彼女の身は焼かれず、3頭のドラゴンが孵化します。 この事でデナーリスは「ドラゴンの末裔」であることが証明されました。

 

ドラゴンを従えたデナーリスは、ドスラクや解放した奴隷「穢れなき軍団」を従えて「鉄の玉座」奪還の旅に出ます。行く先々で解放した奴隷たちを仲間につけて軍隊を拡大していきます。

 

 

 

最初は可愛く弱々しい娘でしたが炎に包まれても焼けないし、
ドラゴンの母になるし、奴隷を次々解放していくし、どんどんとパワーアップしていきます。

「女だから」という理由で立場が弱く、政治に利用され散々な目に合いますが登場する多くの女性たちは、様々な経験を積みどんどん強くなて行きます。

 

強い女性像が表現されていて、女性視聴者からの多くの共感を集めています。女性ファン、多いでしょうね。

 

ジョン・スノウのと関係性も見どころです。

 

 

原作「氷と炎の歌」

 

脚本の元となったジョージ・R・R・マーティン著のファンタジー小説シリーズ『氷と炎の歌』ぜひこの物語にも目を通してみてください。

 

映像で描かれていない部分を読み解くことで理解が深まり、没頭することができます。

*ウェスタロスの覇権を巡って多くの名家が王位を巡って争う内戦
*ウェスタロスの北の境界を形成する巨大な氷の〈壁〉の向こう側に住む〈異形〉からの脅威
*流浪の王女デナーリス・ターガリエンの、ウェスタロスに帰還して玉座を奪還しようとする野望

 

これらの3つの柱に基づいて時には複雑に絡み合いながら物語は進んでいきます。

綿密に作り込まれたストーリーラインは原作に沿ってスタートしましたが途中からはドラマオリジナルストーリーに発展し、そこら中が伏線だらけ。伏線回収するためには 1話、1話、噛みしめるように、じっくりていねいに観るしかありません。

 

 

オリジナル言語

 

デナーリス・ターガリエンの夫となったカール・ドロゴはドスラク人です。もちろん架空の人種ですが、それならばと「ドスラク語」という架空の言語まで作ったのです。

 

それは架空言語の作成のプロ、デイビッド・J・ピーターソン氏によって開発され、撮影開始時には4000語が作られておりシーズンが進むにつれて新しい言語が追加されたのだとか。実際に大学の講義でテーマになったり辞書まで発刊されています。

 

また、古代ヴァリリアの血を引くデナーリス・ターガリエンは「高地ヴァリリア語」も流ちょうに使いこなします。ヴァリリア語もデイビッド・J・ピーターソン氏による架空言語です。

 

何よりもすごいのは、そのドラマ用に作られた言語を見事に身につけその言葉しか話せない、というぐらい使いこなしたドスラク人役の役者さんたちや、デナーリス・ターガリエンを演じたエミリア・クラークがすごい!

 

 

まとめ

 

ゲームオブスローンズを相関図付きでどんな話なのか?と見どころをわかりやすくまとめました。ゲームオブスローンズはとてもとても一度ではお伝え出来ないくらい複雑で深い物語です。


ファンタジー要素はありますが、ただの国取り物語ではなくそこには愛や正義や義務やなんかが複雑に絡み合った人間ドラマです。

誰が主人公か? それは登場人物全員です。 誰に焦点を置いてみるかは自分次第。視点を変えてみる事で、何度でも無限に楽しめるドラマになっています。

 

どうぞ、勇気をもってゲームオブスローンズの世界に足を踏み入れてみてください。

 

 

ゲームオブスローンズの世界へ行ってみませんか?

帰れなくなるかもですが…(´▽`*)

 

 

ゲームオブスローンズ&ハウスオブドラゴン記事まとめ