余命宣告をされ、もう出来ることがない状態。
免疫チェックポイント阻害薬の効果はまだ当分残っているそうなので、今のうちに免疫細胞療法をやって叩くというのも延命につながるかもしれないと言われました。

私たちもとにかく生きていてほしくて、必死でずっと高額だからと断っていた免疫細胞療法を迷いなくすることにしました。
色々な種類の免疫細胞療法がありますが、オスカルさんがやったのは樹状細胞療法というもので、原発巣である脇の腫瘍に培養した樹状細胞を注入するというものでした。
治験も高額だったし、ほとんど変わらないよと言って家族全員前向きに考えましたが、やはり金銭的には少なからず圧迫はありました。
それに加えて家では丸山ワクチンを打つことになりました。
最終は看護師でもない私が注射することにとまどって断っていましたが、人間必死になれば出来るようになります。
私でもためらいなく出来るようになりました。

どちらとも免疫をあげる薬。
効いてるのか効いてないのかはわかりませんでした。
腫瘍が小さくなったというのは結局オスカルさんにはなかったです。