猫のなめこわし 2 | 大澤獣医科医院のブログ

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愛知県稲沢市で開業している動物病院です。

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2/26のつづきです。

猫が皮膚をなめこわして来院するケース、
完全室内飼育で外との接触もない
猫の場合は?

まずは細菌性の皮膚炎かどうか?
これは皮膚表面の細菌が原因です。
この場合には抗生物質の投与を行います。

あと、意外にいる可能性があるのが
アレルギーです。
決まった箇所をなめて皮膚炎を
起こす例が多いです。
また治療してもしばらくすると
同じ場所で繰り返します。
この場合、確定が難しい事も多いので
治療の反応をみて判断になることも
多いです。

治療としては
・アレルギーを抑える注射や飲み薬
・食事療法
などを行います。
食事療法は食事性アレルギーに限られますが、
治療しても繰り返す場合には
試す価値はあるのではないかと思っています。