映画評「不都合な真実」 | ADELANTEの英語とスペイン語が好き

映画評「不都合な真実」

不都合な真実

アル・ゴアの「不都合な真実」を六本木ヒルズのTOHOシネマズでみました。このシネコンで二番目に大きい369席の劇場(スクリーン2)に満員の観客です。

久し振りに1,800円の正規料金を支払いました。(いつもは、レイトショーの1.300円ばかりでみるもので) 1,800円の価値は充分にあります。本来だったらアメリカ合衆国の大統領になれた人間の講演会をライヴ感覚でみれたのですから。(ブッシュ大統領のは招待券をもらっても行く気はしない)(笑い)

ブッシュ・シニア(息子のほうではない)が地球温暖化なんてたいしたことではない、と演説している昔の映像がかなり刺激的です。

まだ手遅れではない。アル・ゴアは最後にそう訴えていました。

今年になってから全部で7本、そのうち「幸せのちから」、「墨攻」、「ドリームガールズ」と「不都合な真実」の4本は特にお勧めですが、そのなかでどの1本がいいのときかれたら、「不都合な真実」の他にはないと言っていいとおもいます。

ここ数年で一番のお勧めの映画は「The Lord of the Rings」シリーズでしたが、「不都合な真実」はそれよりも上です。と言おうか、私がみてきた映画の中でここ10年と言わず、20年と言わず最高傑作かも知れません。

それほどインパクトのある映画です。

ある意味政治家、アル・ゴアの宣伝映画ではないかとという懸念を少し持っていたのですが、地球温暖化問題と真剣に取り組む彼をみたら、そのような懸念はすぐ吹っ飛びました。

英語:アル・ゴアの喋りは英語の勉強にも最適で、DVDを買ったら英語字幕付きで何度もみようとおもいます。