今回も着付けに使う小物の解説をしていきます。
今までの解説はこちら↓をご覧ください。
今回は、ウエストベルトです。
○特徴
ゴム紐の先にフックがついています。
フックの形状は様々です。
長さが調整できます。
○役割
腰で着物を固定し、丈が長くなるのを防ぎます。
また、ウエストベルトの高さを変えることで、おはしょりの長さを調整できます。
○使い方
着物に一本使います。
着付け方によっては、長襦袢にも使う場合があります。
使う前に、胴回り二周の長さに、ウエストベルトを調整しておきます。
着物の上前(うわまえ)と下前(したまえ)を合わせて、ウエストベルトを胴に二周に巻きます。
この時、おしょリ部分の布は上にあげておきましょう。
前でフックを止めます。
フックは、腰骨に当たらない位置で止めましょう。
ウエストベルトを上め(ウエスト位置)にすると、おはしょりが短くなります。
ウエストベルトを下め(腰骨位置)にすると、おはしょりが長くなります。
〇おすすめ
本来、腰紐で結んでいました。
しかし、腰紐は、結ぶ強さや結ぶ位置によっては、痛くなったり、苦しくなったりします。
その点、ウエストベルトは、伸縮性に優れているので、そういうことはありません。
着物に着慣れてない方、着付け初心者さんには、ウエストベルトをおすすめします。
ウエストベルト使用にあたり、注意する点があります。
うっかり裾を踏んでしまうと、丈がベロンと長くなってしまうことがあります。
しゃがむ時などは、注意してください。
次回は帯板を解説します。
ありがとうございます。
大澤