この映画は最終的結末は読めるだけに、見ようか迷ったけれど。
今朝早く目が覚めたのでひとりで見ました。
最初は主人公の2人の子供のころの場面。
逞(中学生からは岡田将生)は8歳にして自分の命の限界を知ってしまう。
同時に、繭(中学生からは井上真央)も知ってしまう。
子供ながらに死に怯えながらも、愛し合いながら成長していく二人。
高校生になって繭に思いを寄せる同級生の昴(細田よしひこ)は、
父親を心臓病で亡くなり、病気のこと、残された生き続ける人々に残る辛さを知っている
だけに、逞と繭の2人影響を与えてくる。
上原照( 原田夏希)は、逞と同じように心臓病で幼いことから入退院を繰り返して
臓器提供を待ちながら生き続けている。
心臓の手術を繰り返しているために胸の部分に手術後があるために今まで
恋愛をしていないし、これからも恋愛ができるが不安があるために逞に
「キスして」とお願いしてキスをする。
こういうことを女の子からお願いするってとても勇気がいるけれど、
このまま死んでしまうんだったら私もお願いしてしまうかもと思えるところだった。
そして、臓器提供のこと。
臓器提供者を待つ家族、
臓器提供者になる家族
其々の思いがわかるだけに、どうすることが最善のことかという解は得るのは難しい問題も含んでいる。
最初から最後まで涙、涙でした。
ダンナがいると、チャチャ入れられて映画に集中できないので、
ひとりで見て正解でした。
思い切り泣きたいときにお奨めの作品です。
★★★☆☆