山崎豊子さんの作品は今までいくつか見たけれど、
見ごたえのある作品だった。
この作品はフィクションだからあまり言えないけれど、
御巣鷹山の飛行機事故は、幼いころのニュースで流れていたので、
重なる部分がある。
その飛行機事故の背景にヒューマンエラーがみえかくれする。
事故が起こる前の2約20年前の飛行機会社の組合活動。
華やかな会社のイメージだけど、組合活動も会社の息の根が
かかっている人がいたり、複数組合があり、組合同士の対立。
政治、官僚の思惑も見えかくれする。
特に、「行天四郎(三浦友和)」 という人物の手段は凄さを感じた。
昭和30年~昭和60年という時代の社会の活力を感じる作品だった。
海外勤務は大変だろうと思うけれど、サバンナの自然を感じられるのは
素敵だなと思った。
★★★★☆