全17話でしたが、見ごたえのあるドラマでした。
毎回思うのですが韓流ドラマの1~2話は、う~ん?どうなのかしら?と
思う始まりなのですがだんだん回が進むにつれて、最初の話の意味がわかります。
養子にだされたオーストラリアでは、学問もまともにうけておらず、いろいろなカモを見つけは、
金をまきあげているという生活をしていたが、韓国に戻ってからはお金に糸目をつけないで
生活できるところは、生活のスケールが違うけれど、こういう生活できるのは
納得ができるストーリー展開ですね。(ひと昔前の日本のトレンディドラマは、就職したての
OLの一人暮らしはあり得ないと思う部屋に住んでいるよりは納得)
主人公のムヒョク(ソ・ジソプ)は、残りわずかな命となり、恋人に追い出されるようにして
オーストラリアから韓国へきて、自分の生みの親を付きとめて、会うことを願っていた。
その母親を付きとめるが、裕福な生活をしてしかも子供ユン(ジョン・ギョウンホ)を
溺愛している女優とわかり、自分が描いていた母親の状況ではないことと、
自分を捨てたから母親に、自分が受けていたであろう母からの愛情を受けている
弟ユンに、「復讐」を誓った。
「復讐」に進んでいるうちに、ユンの近くにいるスタイリストの女の子ウンチェ(イム・スジョン)の
ことが気になりだす。ウンチェは、ユンのことが好きで、時には母親のような心でいる。
だれに対してもやさしい女の子。
はじめの歯車が狂わなかったら、こんな誤解をしなくてよかったのにと、
切なくなるお話。
大人の事情、人の裏切り、病気、誤解、貧富の差・・・など さまざまなことが、でてくるが、
最後のユンの告白はびっくりした。そういうことだったのかと、
大人の事情で、捨てられた双子と、その母親。
ウンチェがとった最後の行動も、凄い。
最終回に近づく回で、死期が迫っていると思ったムヒョクが、ウンチェの前から突然消えてしまった。
そして再会した、ウンチェがムヒョクに言った言葉が泣けました。
「死ぬってたいしたことはないわ・・・生きている時間を精一杯生きることが大事。
残された人が悲しむことを恐れて隠れたりしないで・・・
それよりも残された人がもっと愛してあげればよかったとか、後悔させないて・・・
死んでしまったら、1ヶ月くらいは悲しいかもしれないけれど、その後はお笑い番組みて
ケラケラ笑えるのよ」(途中いろいろ省略)というセリフがあった。
なんか素敵だなと思った。はじめは頼りない、あぶなっかしい女の子のウンチェが大人っぽくなった
瞬間でした。
この作品をおすすめしてくれた人は、無言の演技とドラマの挿入歌の「雪の華」の韓国語版。
なんとも涙を誘うと言っていたことが頷けました。
★★★★☆