いよいよ手術が始まった。
まずは硬膜外麻酔、そして下半身麻酔、胸から下は動かなくなるが、しっかり意識はある中で手術は行われる。

痛い感覚はないが、お腹をごそごそひっぱったり揺らしたりする感覚はある。
子宮まできて、羊膜をやぶると言われて、赤ちゃんでます、と声をかけられる。

そこでなんと、臍の緒が四重に首に巻きついているとわかる!

しかもきゅっと巻いてるので、揺らして、お腹の上を押して、せーの、と掛け声をかけながら二人の医師がひっぱる。

だから動きたくても動けなかったんだね。

ほどけて、小さな泣き声が聞こえる。
だんだん大きな声で泣き始める。

あー、生きてる。

ほっとしたのか何なのか、自分の涙が止まらない。

赤ちゃん検診で言われてたより小さい、2172g。

検診ではずっと標準と言われてたので、2500gあるかないか、あるといいなと思ってたけど、ぐっと小さかった。

赤ちゃんはともかく生まれて、ちゃんと泣いてる。

医師は慌ただしく私の後処理をしている。
小さくない筋腫がいくつもあること、子宮内膜症も見られる、でも今触ると出血が止まらない可能性あるので、そのまま閉じます。
このまま閉経まで待つか、今後筋腫が大きくなることがあるなら色々考えないといけない。
第二子を考えてますか?
もし考えていないなら、子宮を摘出することも選択肢としてあり得ます。子宮ガンのリスクもなくなるし、卵巣は残すから更年期症状も心配しなくていいし、悪くない選択なんですよ。

そんな会話をして腹を閉じられる。

母が筋腫で子宮を摘出してるので、人ごとではなく、まずはこの腹の傷が回復したら色々考えよう。

そんなベストとは言えない子宮の中で
10ヶ月も育ってくれた赤ちゃん、頑張ってくれてありがとう。
私の子宮もがんばったね。

命が生まれるって、簡単じゃないなぁ
色んな奇跡が重なった結果なんだと、改めて感じる。

そして、結構出血多量だったらしい。

でも、無事に出産は終わった。