6月最後の試合。なかなか3点以上が取れていない中で、6月中に不名誉な記録を止めることができたのは大きい。


今日特に、良かったと思ったのは福永の走塁意識だ。もちろん田中があの場面で、センター前ヒットが殊勲打なことは言うまでもない。


その中で、福永が2アウト1,3塁から盗塁で、2アウト2,3塁にした場面。そして、センター前ヒットで前進守備の中、しっかりとホームまで帰った場面。どちらも当たり前といえば当たり前のことだが、そういった基本的なことをしっかりこなすことが、複数点を取る上で、とても重要なことである。


今の打線の状態では、連打やホームラン頼りはできない。そういった現状でいかに得点圏にランナーを置くか、得点圏からいかにホームを陥れるか。盗塁やバント、走塁意識。これらの基本的なことをしっかりとすることが、得点に必ず活きてくる。


もう1つ良かったのは、松葉の投球だ。結果だけ見れば定時退社となってしまったかもしれない。しかし、初回や2回の投球を見ていたとき、正直3タテされるかもしれないなと思った。その中でしっかりと5回まで無失点で粘れたことはとても大きかった。今年の中日は、先発が粘れず、早い回で降板ということが目立つ。そういった現状の中、試合を作ることができる松葉は大きな戦力になっている。次の登板も頑張ってほしい。


6月は、10勝11敗1分という結果だった。打線が2点以上を取れていない中で、ほぼ五分で乗り切ったのは大きい。さらに、リーグ戦再開後は4勝4敗1分と完全に五分である。7月はオールスターもある。オールスターまでにどれだけ借金を減らすことが出来るかが今年の順位に直結するだろう。まずは、7月2日の巨人戦。勝って7月を始めたい。


頑張れ!中日ドラゴンズ!