長いお付き合いの方はご存知と思いますが

私は右乳房全摘出+右リンパ郭清、エキスパンダー留置による同時に再建術をおこないました。


術後からダラダラと止まらない廃液、退院後も傷口からダラダラと出てくる廃液。

職場の裏が病院なので、仕事の合間にほぼ毎日ケアをしてもらったけど、しまいには膿が出てきて、エキスパンダー抜去をしました。

でも、膿の培養結果は陰性で感染ではなかったようですが、うやむや、私は人工物を拒絶したんだなと理解。

なのでもう一度エキスパンダーを入れようとは思いませんでした。


主治医は再建の神様みたいな崇め奉られ方をしている人でしたので、まぁいろいろありました。

きちんととって縫ったのとは違うぐちゃぐちゃの超立体の酷い傷跡は拘縮し、ガチガチ。

一年後にこのお直しの手術を全身麻酔で行いましたが、ほとんど変わらず、また超立体のガチガチになっています。


足掛け三年、思ったのは、形成外科は再建をしない人はお呼びでない、と言うことです。

どんなに醜い傷跡でも、少しでもなんとかしようとは思ってもらえないのです。

再建をする先生は、いかに美しく再建するかが大切でそれだけ、それが全て。

私のような失敗して再度の再建をしない人はお呼びでない。


形成外科って、なんだろう。

私は形成外科的に置いてきぼりで捨てられた患者です。

再建なんてしなきゃ良かった。

ぺたんこに線一本の方がどんなに良かったか。


明日は乳腺の受診日です。

局所再発の検査結果。

主治医は以前、学外の形成外科クリニックのパンフレットをくれました。

再建の出来に不満がある患者さんを何人か紹介してお直しをしてもらっているそうです。


でも、私は再建しないからあまり望みないんじゃないですか?、と聞いたら

主治医も、そうなんだよね、形成の先生はいかに再建するかに重きをおいているからね、と言いました。


ね、やっぱり置いてきぼりです。

明日、乳腺の主治医と会うのがちょっと憂鬱です。

とても気にしてくれていて、でも何もできない気持ちにさせてしまうから。


形成外科というところは、どんな傷も少しでもキレイにしてくれるところだと思ってたんですけどね。