2015年山菜記録 二部
コバギボウシ(ウルイ)
ウルイはなんとも美味しいです。
今年も、アケビのツルはたくさんとれましたが、どうやら、色が赤みのあるものは、灰汁抜きしても、なかなかぬけきれなくて、食べにくいみたいです。緑のところだけを食べました。
ウコギもいくつか種類があるみたいですが、これはヤマウコギかと。
ウワバミソウ、これのおいしさが、いまひとつわかりません。青臭いような。
アシタバ
このくらいになると、トトキはちょっと硬くなってきます。
ツルニンジンの根は、バター焼きにしました。
天ぷらも美味しいけど、油を摂りすぎてしまうため。
ヨモギで草団子に、みたらし。
ウドも出始めました。
モウソウチク
たけのこ掘りは、今年は二回だけでした。早朝からの重労働ですので、ちょっとおっくうに。
たらの芽も、このあたりで終わりで
ウド、たらの芽、筍の天ぷら。
ウドは、ちょっと伸びすぎてたのは、炒め煮に。
豚肉なんかと炒めても美味しい。
タンポポ、クレソン、干しイチヂク、ウド、塩レモン、クルミオイル、のサラダ
トガリアミガサタケ
筍を掘っていたとき、竹やぶの桜の木の近くに、偶然みつけて、全部で10本ほどだったのですが、すでに老菌ですよね、干涸びはじめてて、それでも嬉しくて、持ち帰りました。
塩水に漬けておいたら、虫がたくさんでてきて、しかも、中にムカデも住んでいたし。
微毒だから、ほんとは湯がいてからの方が良かったけど、特に問題ありませんでした。
バターで炒めて、マデラ酒で煮て、調味。牛肉のステーキとともに。
生クリームを加えたかったのですが、嫁がクリームを嫌うので、加えずに。
そういえば、もっと早い時期に、ウドの生えるあたりを見に行ったとき、一本だけ白いアミガサタケをみつけたんですが、その時は、それを取りませんでした。今年は、出る年だったんでしょうか。もっとあるかと思って、あちらこちら探したんですが、これ以上見つかりませんでした。
来年も出てくれる事を祈ります。
これから、もうすこし、マダケや桑の実、キイチゴ、栗拾いと、楽しみが待ってます。
政治的な事もちょっとだけ
安倍政権で戦争立法が閣議決定されたとか、いよいよ戦争に巻き込まれていくのだなと、覚悟しているところですが、憲法が自民党の草案に変わってしまうと、本格的な国民への締め付けとともに、他国の戦闘に参加させられます。自民党支持者は、それを望んでいるということですから、恐ろしい話で。
まずは、緊急事態条項からやるらしいですが、いつもテレビをみていると、「災害時に」と言っていますが、いままでに、災害が起きた時に、特に混乱があったわけでもなくて、つまり、緊急事態とは、国内でのデモやテロ、すべてに適用するということです。
それをテレビでは報道しない、というより、できない、なぜなら、すべてのテレビ局が自民党による翼賛体制に組み込まれているからです。
政権批判ができない、もの言えぬ雰囲気。
放送免許をふりかざして、圧力を加える。
総理大臣が、いつでも緊急事態宣言をすれば、衆議院も解散せずにいられ、どんな法案も国会を通す必要がないわけですから、これを全権委任といって、すべての権限が総理大臣に与えられます。
つまり、独裁制のはじまり、日本国憲法が、国民主権、立憲主義ではなくなって、ナチスのヒトラーと同じ全権委任法になるわけです。国民がどの程度、危機感をもっているのかが、大変に疑問です。
憲法改正したあとでは、徴兵制も十分ありえると、自民党議員がテレビではっきりと言っていました。
それでも、国民は、このまま、安倍政権による、積極的軍国主義を支持するのでしょうか。
ジョージ・オーウェル「1984」のなかで、イングソックという政党が支配する国の話ですが、その政党のスローガン、「戦争は平和」「無知は力」「自由は屈従」
というのは、自民党のやることと、全く同じで、武器輸出をして、戦争をすすめ、歴史修正をして、人々の記憶から不都合を消し去り、平和憲法を改正して、国民を縛る。
マイナンバー制度がはじまりますが、主人公のウィンストン・スミスは、6079番で管理されています。
犯罪を防ぐ目的と言いますが、防犯(監視)カメラを増やすことは、監視社会を築くということ。
作品のなかでは、テレスクリーンという、双方向テレビ。
よく、左翼に対して、ネトウヨが言います、「自虐的」だと、でも、よく考えてください、侵略戦争の反省をするということが自虐的といいますが、右翼は、憲法を改正して、自分で自分の首を絞める、これこそ、自虐的ではないかと。
個人や団体の財産も、国が管理したり、自由に没収もできる、人権を奪って、兵隊にもできる、そんな社会を自民党支持者は望んでいるんでしょうか、よほどのバカです。
安倍は、国民に対して説明をするとき、二重思考(ダブルシンク)の原理を用いますから、政府による洗脳は、効果的に成果を上げています。
だいたい、アベノミクスとは何だったのでしょうか、なにも良くなっていない、それどころか、トマ・ピケティさんが指摘したように、格差が拡大しただけでした。
残業代がゼロでもいいのですか、13年超した車の税金が15%増してもいいのですか、一機200億円もするオスプレイをそんなにたくさん購入してもいいのですか、原発を輸出して、核のゴミはすべて日本で引き受ける契約でもいいのですか、もっと、政治の動きを直視してほしい、人間は、ゆっくりと動ことに対しては、とても鈍感ですから、いつの間にか、気がついたら、とんでもない社会なっている、ということになりかねません。
目に見えない何者かが、襲ってくるかもしれないから、武装する、備えるなどという話術に乗ってはなりません。
ウィリアム・ゴールディングの「蠅の王」では、森のなかに怪物がいるかもしれないといって、恐れ、子どもたちが槍をけずり、自分たちの仲間を集団で殺してしまいます。
それと同じ事を政府は、国民に対して煽っているのです。だから、憲法を変えるのだと。
いまは、テレビをみて、ニュースを見て、新聞を読んでいれば、おのずと、政府の考えに偏る仕組みです。
よく、懐疑的に、冷静になって、物事をみることが大事です。