おちゅかれさまです。Osanpoです照れハートのバルーン

今回は、グリーフケアのお話をします。

『ペットロス~グリーフワークのお話~』の続きです。




はじめに


喪失体験は、誰もが経験します流れ星

誰かを失う経験や何かを失う経験は、人生で何度もありますよね。



一般的なグリーフは、
日常を送りながら、時間の経過とともに、ゆるやかに回復していきます。

皆さんも、経験があると思います。



そして、グリーフにはもうひとつ。

時間薬がなかなか効かない、深刻なグリーフがあります。



あなたやあなたの身近な人が、いつか深刻なグリーフを抱える日がくるかもしれません。
ちょっとだけ興味を持って、このブログを読んでもらえたらうれしいです照れ音符


死別・離別…人生には、たくさんのグリーフがあります。
グリーフのおさらいは、コチラ⬇⬇⬇



グリーフワークに必要なもの


グリーフ当事者は、進歩と揺り戻しを繰り返しながら、時間を味方にして、ココロとカラダを整えていくことになるのですが、このプロセスをグリーフワークといいます。



グリーフワークを進めていくために、大事なのが『ココロの中に閉じ込めている、言葉や気持ちを外に出す=グリーフを表現する』ということ。



そのためには、グリーフを表現できる場所や、相手が必要です気づき




グリーフケア


グリーフワークを、周囲の人たちが見守りサポートすることを、グリーフケアといいます。



『周囲の人たち』と聞いて思い浮かぶのは、家族やお友達ですね。

身近な親しい人たちの間で、グリーフをありのまま表現できて、丸ごと受けとめてあげる。

理想的な、グリーフケアだと思いますブルーハート



この理想的だと思われるグリーフケアの、妨げになる問題があるとしたら?

大切な存在だからこその、思いやりの熱量や遠慮などが挙げられますキョロキョロ




理解されない葛藤


    

落ち着いた?


もう大丈夫そうだね?


私も経験あるから、よく分かるよ。

あとは、時間薬!


次の子をお迎えしないの?


がんばってね!元気出してね!



たとえばペットロスの場合、こんな言葉をかけられます。

善意の言葉だと分かっていても、苦しかった。



急かさないでほしい、一生懸命励まさないでほしい、変化を期待しないでほしい、その時間薬ってやつが効かないんだがショボーン…。



    

大丈夫だって言わないと、

これからも続くんだな~。


そのたびに、

やりきれなくなる。

それはイヤだお願いうずまき


もう大丈夫 !って、

平気な顔して笑っていればいい。

…そうしよう。



閉じ込められたグリーフは、ココロの中で暴れましたねもやもや

周囲の認識と自分のグリーフが 、どんどん乖離していくことに、自己嫌悪や焦りも生まれました。



喪失の深さは、人それぞれ違います。

どんなプロセスをたどるのか?どれくらい時間がかかるのか?基準ってものはないから、想像するのはムズカシイですね。



グリーフを経験している人にも、深刻なグリーフは、なかなか理解してもらえないんだなぁ、と感じました。




やさしい気遣いと遠慮、聞き役を担う葛藤


自分がグリーフ当事者の場合、身近な人もまた、グリーフ当事者であることが多いと思います。
たとえば家族の死別では、残された家族全員が、グリーフ当事者になります。



お互い気遣って遠慮してしまい、グリーフをありのまま表現できない。


自分のグリーフを表現することをあきらめて、聞き役を一手に担う。



相手を思うやさしさから、結果的に、グリーフが深刻になってしまうケースもありますハートブレイク




広がるグリーフケアの輪


身近な人がグリーフを抱えていたら、どうしてあげたらいいのか、悩みますよね。

当事者自身にも、ありのままのグリーフを表現できない、葛藤があります。



困ったとき選択肢に入れてほしいのが、第三者のサポートですハートのバルーン



    

グリーフケアの専門家


グリーフに精通している、

医師・看護師・公認心理師・臨床心理士

セラピスト・カウンセラー

臨床宗教師などがいます。



グリーフに理解が深い

専門家の存在は、

心強いですね。



心療内科や精神科をはじめ、

グリーフケア外来

(遺族ケア外来・家族ケア外来)

を設ける病院も、

最近では増えてきています。



※ 臨床宗教師について

教会や寺院に属することなく奉仕活動を行う、欧米の聖職者『チャプレン』をモデルとしています。

日本では、東日本大震災をキッカケに、養成が始まりました。

布教や伝道・勧誘・営利を目的としない、宗教宗派の枠を超えてココロのケアをする、宗教者です。



    

当事者の集い


当事者の会・グリーフ(ケア)の会

ピアサポートグループ

セルフヘルプグループ(自助グループ)

遺族会・おはなし会など。



当事者や家族や経験者が集って、

お互いの体験や

気持ちや情報などを共有し、

交流できる場所です。



ピアサポートについて

当事者と経験者が、ともに支え合う活動です。

ピア(peer)は、仲間のこと。

経験者としてサポートする側も、誰かの役に立つという経験を通して、成長できます。

ピアサポートは『支え合いながら、ともに成長していく』対等な関係を、意味しています。



グリーフケアやピアサポートの活動は、いま注目されていて、大学・自治体・セミナー・ワークショップなど、学べる場は広がっています。




さいごに


グリーフ当事者さんも、まわりでサポートされている方も、がんばって抱え込まないでほしいです。



困ったときは、心強い第三者のサポートがあることを、思い出してくださいねブルーハート







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ここまでお読みくださり、ありがとうございましたハートのバルーン