おちゅかれさまです。Osanpoです
今回は、プライドのお話です。
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はじめましての方は、
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Osanpo小学4年生のある日のこと
その頃の我が家は、アル中に片足突っ込んだ父親と、新興宗教の活動に熱心な母親が、毎日のようにケンカしていました
父親に出て行けと言われ、そのたび、親戚や宗教のお仲間のお家に身を寄せる母親。
そんなときは、母親から学校に『今〇〇にいて、電話番号は~だから』っていう連絡が入ります。
(連絡ツールは、固定電話・公衆電話・手紙の時代ですからね)
そのメモを、担任から受け取っていました。
1週間もすれば帰って来ます
この年は、父親が脳血栓で初めて入院(それから、入退院を繰り返すことになります)。
弟1号は、幼稚園児でした。
弟2号は、まだ生まれていません。
朝の全校集会の前に、担任から『今日、表彰されるからね 』って言われました。
なんでも、市内の貧困家庭で、日常的に家事手伝いをしている子たちの中から数名選んで、表彰することになったんだとか。
勝手にエントリーされ、Osanpoは見事(?)その数名に選ばれたみたいです。
スン…。からの非常事態宣言🚨
日頃から、貧乏や両親のことフワッとネタにしていたけど、これは、下手に隠すと喜んでいじってくる人間がいて、面倒だから。
先回りしてオープンにしておく作戦です
実際私は、怒りや悲しみに飲み込まれることもなく、面白がって過ごしていました。
だけども!全校生徒の前で “貧困家庭の子”って、大々的に発表するのはどうかと?
なにかの罰ゲーム?公開処刑?
私は、軽いパニック状態です。
『あいつ、ガチの貧乏だったんか』
かわいそうな子。がんばっている子。
そんなふうに思われたら、面白かったOsanpoは、本日をもって終了です。
最悪、孤立やイジメの可能性も?
不本意だがキャラ変か。…詰んだ
全校集会の前日までに分かっていたら、仮病で休む一択だったのに。
担任が呼びに来るまでの時間、アタマの中はフル回転です
短い時間がとても長く感じました。
いっぱい悩んだけど、幸いにもこの日は、校長先生の話がいつにも増して長くて
時間押していたこともあり、公開処刑は免れました
そのあと、クラスの朝の会で発表しようねって担任に言われたけど、そんなのイヤですってお断りですよ
小さきものにも、プライドがあります
すこぶるカオスな日常を、
面白がって生きる
これが、私のプライドでした。
小さな勇者
今の私では越えられなかった壁を、いくつも乗り越えてきてくれました。
ありがとう
あなたはいつか、アラフィフになります。