現実とは、自分が世界をどう解釈するかで変わってくる。
この世界をつまらないものと思えば、現実はつまらなくなるし、
おもしろいと思えば、面白くなっていく。
現実が自分に影響を与えるのではない。
自分が現実に影響を与えている。
だから、世界を面白くする方法は案外簡単で、世界が変わるのを待つのではなく、
自分がいろいろと変わっていくのがコツだ。
誰もが子供の頃に一度はやったことがあるだろう。
ヒーローやお姫様になりきって遊ぶ、あれだ。
あれをもっと伸ばした感じのことをやればいいのだ。
自分が、
数えきれないほどのお金を持っている富豪だったら、
すごく仕事のできる人間だったら、
悪に立ち向かうヒーローのように、勇気のある人間だったら、
自分のアイデアを臆することなく創り出す表現者だったら、
まず、なりたい自分に心の中でなってしまうことだ。
そして、そういう人間だったら、どう行動するかを考える。
自由な人間が、SNSで毎日誰かの悪口を言うだろうか?
幸せになりたいのならば、まずやることは、自分の周りの環境や社会、周りの人たちを変えることではない。
幸せな人間になりきることだ。
最初のうちは、そんなわけないよ、という思考の方が頭の中で優勢になるだろうが、
それは、長年消極的な思考が積もりに積もった結果である。
人は気付かないうちに思い込みに縛られている。
それを逆に利用しようというわけだ。
なりたい自分に、もう自分はなっていると心の奥底まで思い込ませる。
もう自分は、なりたい自分になっているのだから、当然自分が取る行動もそうなっていくしかない。
だから、まずはなり切ろう。ある意味究極のごっこ遊びだ。