千代田区秋葉原 『さようなら 交通博物館』 | おさんぽカフェ

千代田区秋葉原 『さようなら 交通博物館』

先週末の土曜日、ついに秋葉原hは万世橋のある
『交通博物館』 へ行って参りました~電車
何度となくこの辺りに出没していたのはココへ行く為だったのです!(笑)

sayonara
じつはコチラ、2006年(平成18)5月14日(日)を最終日として閉館してしまうんです。閉館のニュースは結構前から知っていたのですが、「東京人」などの雑誌でも特集されてしまい、じわじわと鉄道ファン以外も巻き込んでの大フューチャー!これはマズイと焦っていたのですが、ネットで色々と調べて「開館(9時30分)までには現地に行っておけば、特別公開は見れるよね~」と自分的にも頑張って行ったのに、実際行ってみたら...、
噂以上のもの凄い混雑っぷりでした!
友達との待ち合わせ9時15分には余裕で着く感じで万世橋を車で通ると、ナント!
橋を渡っても続く行列がっ!!
「( ̄□ ̄;)」ア、アリエナイ...

急いでパーキングに車を入れ、万世橋まで行ってみると、その辺りを歩いていた人が続々と列の最後尾に連なっていくのです!
その9割は2人連れ~団体の30代以降の男性ばかりで、子供連れやカップルなんてほとんど居ません。多分、ほぼ鉄道ファンですよね。
世の中のマニアで鉄道ファンは多いとは思っていましたが、
こんなに存在感を感じた事はありませんでした~
(°_°;)

そして、開館を大分早めての入場となったのですが、
kamoがココにくる一番の目的にしていた『旧万世橋駅遺構特別公開』 はもの凄い人気で、土日260名の定員を、並んだ時点で超えていたので諦め (ノ_<。)る事となりましたが、閉館日まで数種先着で配布している「シリアルナンバー入りの再現硬券」はなんとか手に入れられたので良かったです... (´ー`)

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これを集めるマニアの皆さんも居るので、開館間際の入り口付近は大混雑デス~!
(右にあるのはやっぱりあった!記念メダル(¥400)で~す)


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入り口にあるブルーのラインがレトロな0系新幹線
&「デゴイチ」ことD51蒸気機関車

どちらも頭だけで、みんなココで記念撮影しまくっていました。
(あー、私も撮れば良かったナ・・・)


さて、この交通博物館ですが、その歴史は非常に古く
1921年(大正10)に東京駅北側の高架下に鉄道開業50年記念事業として「鉄道博物館」という名で鉄道関係だけの展示で開館しました。
その後、1936年(昭和11)にかつての駅舎の基礎を利用して
「交通博物館」と名を改め、鉄道ばかりでなく、自動車、船舶、航空機など、交通全般にわたって深く学べるよう実物や模型などの展示、現在に至ります。


manseibashi2 (初代万世橋駅/モノクロ)

現在の建物の基礎となっているかつての駅舎とは、かつて存在していた旧国鉄中央本線上にあった、
赤レンガの美しい駅舎がシンボルだった万世橋駅の事。
東京駅が出来るまで中央線の一大ターミナルでした。
1912年(明治45年)に開業した初代の駅は、後に開業する中央停車場(現在の東京駅)と同じ、辰野金吾・葛西万司 両氏によるもので、
中央停車場の習作ともいわれています。


manseibashi1

当時は駅前広場には広瀬中佐の銅像がそびえ、目の前の須田町交差点は人や自動車、路面電車がひっきりなしに行き交う、東京でも屈指のにぎやかさを誇っていました。
しかし、1914年(大正3)に東京駅が開業し、1919年(大正8)に中央線の万世橋~東京間が延長開業すると、万世橋駅はターミナルとしての役割を終えます。関東大震災で焼失した後、2代目の駅舎が再建されましたが、周辺地域の鉄道事情からその機能は縮小されました。そして、1936年(昭和 11)には鉄道博物館と併設になり、1943年(昭和18)には営業休止(事実上廃止)となります。時を同じくして開業した東海道本線の新子安駅は、戦時中の物資不足により、万世橋駅の設備や備品をそのまま流用したと言われています。

<万世橋駅のなごり>
かつての万世橋駅の痕跡は今もなお博物館内部の随所に残されており
最も良く知られている最大の痕跡が、高架線上に残るプラットホームの跡です。開設当初の万世橋駅には2本のホームがありましたが、1本は駅の縮小と共に撤去され、営業休止まで使われたのは今見ることができる1本のみです。交通博物館の屋上に上がると間近に観察をすることができます(写真下↓)。
manseibashi
特別公開では、○の処から間近でみる事ができます。
ホームが短く感じられるのは、当時の列車編成が今ほど長くなかったためです。


さて、館内の展示内容ですが....
1階<鉄道コーナー>は実物の列車や実物大模型が沢山キラキラ
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重要文化財の(新橋~横浜間を走っていた)1号機関車、マレー式蒸気機関車、天皇陛下が乗る「御料車(現存する最古の木製客車だそうです)」や、昔の集団修学旅行で使われていた特急号「なかよし号ヒヨコ」など、どれも貴重なものばかり!


JAL_Concorde

こちらはJALが発注した幻のコンコルドJAL。昭和43年にJALは3機を仮発注していたのですが、 オイルショックの影響で導入には至らなかったそうです。模型だけでもカッコイイー!


shinbashi_eki

こちらは昔の新橋駅を再現したジオラマ。良くできてます。

そして、うまく撮れてますよね~(°∀°)b <サンキューT様


そんな中でも特に人気だったのが、実物の運転台を使った電車運転シミュレータ。東北・上越新幹線、山の手線、京浜東北線などのシュミレーターは、まるで教科書に載っていそうな感じでグット(°∀°)b


また、入り口入ってすぐ左手にある「鉄道大パノラマ(写真下↓)」 は、一定時毎に運行しており、いつでも黒山の人だかり!
私が小さい頃見たよりも、更に進化ている!
こんなの家あったら楽しそう~♪

Diorama

コチラでは現役係員さんが丁寧で詳しい生説明を交えつつ、朝から夜まで、列車の一日を再現してくれます。1/80スケールの町や車両基地なとを再現したジオラマの中を、200両以上の模型列車が走る姿は大人でもわくわくします♪
新幹線が登場したときの「おお~!」というどよめきがなんとも言えず(^▽^;)私もつられてテンションあがっちゃいました(笑)


2階<船と自動車のコーナー>は、国鉄バス1号車、日本最初の飛行機、大活躍したオート三輪、懐かしいスバル360、オートバイなど。


3階<飛行機と人力交通のコーナー>は、日本が誇るゼロ式からJALの機内モックアップ、時代をさかのぼった籠(!?)まであったり。

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中でもコレからの交通手段として研究が続けられている
「リニアモーターカー」
の展示は、興味津々。
山梨県にある実験場の見学には何度も応募し貰ってるけど、ナカナカ当たらず。
いつか現物が見たいものです!


<映画ホール>では、土曜・日曜・祝日、各日ともに3回(11:00・13:00・15:00)交通、科学、技術、観光などの映画を上映しています。G.W.中に上映される中では、「東海道新幹線~総集編~ [51分 カラーワイド作品]」が見たいデス。普通におもしろそうな映画(サイレントやモノクロが多い)が上映されていて、「もっと早くに知っていれば....」と残念でしかたがないです。


そんな見学のさなか、突然現れたなぞのこだま号!
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その正体は・・・『軽食堂こだま』と銘々された、
階段横にある座席数33席の軽食堂です。

おさんぽカフェで紹介せねばっ!とぱちり。

<営業時間> 11:00~15:00
メニューはカレーとピラフ、お子様ランチ、飲み物。
友達曰く「絶対ボンカレー出してるっ!」とのコメントを参照。

館内ではスタンプラリーを行っており、

すべて揃えるとオリジナルクリアファイルが貰えます。
勿論kamoも参加。思い出の品をゲットすることができました~☆

そして、いよいよ本丸「お土産コーナー」でゲットした品々。
koutsuu_miyage
北斗星プレート 大/¥300 小/¥200
つばめ缶バッジ ¥200
新幹線/特急プレート(6枚セット) 8種 ¥200.....ナドナド


それにしても、幼稚園の社会見学以来に訪れていなかった交通博物館は、記憶よりも数倍ハイテクな(笑)シュミレータや模型があり、数倍レトロ感を感じる空間で、朝9時30から見学してぜーんぶ見終わったのが午後1時過ぎ。飽きることなく、むしろおもしろくて、出来ればまた来たいと思える東京散歩でイチオシの博物館です♪



2006年5月に閉館後、2007年10月14日〔鉄道の日〕にさいたま新都心(JR大宮駅より埼玉新都市交通「大成駅」徒歩1分、新幹線の高架と在来線の間のJRの敷地にできるそう)に「鉄道博物館」と名前をかえ開館予定ですが、この雰囲気はやはりココでしか味わえないと思いますので、お近くにお住まいの皆様には是非是非、足を運んで欲しいです。



■ 施設名称:『交通博物館』

■ 住  所 :東京都千代田区神田須田町1-25

■ T E L :03-3251-8481(代表)
■ 開館時間 :
9:30~17:00(入館は16:30まで)

■ 料  金:大人 310円 子人 150円(4才~中学生)
      JR東日本の主な駅の「みどりの窓口」「びゅうプラザ」にて、
      当館の割引入館券を発売しています 。
     割引入館券:大人260円・小人130円

休 館 日:月曜日(祝日の場合は開館し、火曜日休館)
       ゴールデンウィークから閉館までは無休です(4月29日~5月14日)
■ 駐 車 場
175台最初の1時間 300円(その後30分毎に100円)

※現在、閉館に伴い大変混雑しています。
このため、土・日・祝は安全確保のため、入場制限を実施する場合がありますのでご注意!



<<旧万世橋駅遺構特別公開>>
公開日時:2006年1月11日(水)~4月28日(金)までの10:00~16:40
平日340名様(内事前予約枠1回10名様、1日170名様)
土日祝520名様(内事前予約枠1回10名様、1日260名様)

特別記念切符「再現硬券シリーズ」無料配布
実施期間:2006年1月11日(水)~5月14日(日)
一日あたり平日・500枚、土日祝・800枚限定でシリアルナンバー入りの再現硬券を先着で配布!

閉館記念ライトアップ
実施期間:2005年12月16日(金)~5月14日(日)
神田川沿い壁面記念装飾
点灯時間:17:00頃~21:00頃