「潤っ・・・ホントやめろ!潤っ!」




翔が潤の肩をぐっと押す。

潤は翔の鎖骨のあたりに吸い付き

同時にズボンの中に入っていたYシャツの裾を乱暴に引き抜き
裾から手を中に入れようとした。

「潤っ!!!」

翔は片手で潤の肩を押し
片手で入れられようとする潤の手を退けようとする。


「潤っ!!!潤っ!!!」





潤はそこでストップした。
そして翔から離れて「ごめん・・・」
と言いながら額に手を当てた。


その隙に翔は上半身を起こして

乱れた衣服を整えた。






「ごめん、ホント・・・こんなつもりじゃなくて・・・」

「いいよ、大丈夫。」

「ホントごめん。」

「大丈夫だから・・・」

「翔くんは優しいな・・・」

「そんなことねぇよ」

「あるよ。こんなことされたって許すじゃん。」




辛そうな顔をしてそう言った潤。

その顔を見て切なくなる翔。





「こんなこと言ったら・・・また襲われるかもしんねぇけど・・・」

「もう襲ったりしねぇよ。」






「俺・・・
好きなんだよ。潤のこと。
雅紀さんの次に・・・ごめん。」





「やっぱ襲うわ」


「待て待て待てーーーー!」


「www」


「笑い事じゃねぇって!!!
襲うなよっ!!!!!」


「んなこと言われて襲うなって言うほうが無理だわ」


「雅紀さんが一番って言ってんの!!!わかれよ!」


「ばーか。わかってるよ!」


「そうか///」


「そうだよ」


「悪ぃ・・・」


「悪くねぇよ。」


「ん」


「悪くねぇから・・・エッチだけしよ?」


「潤ーーーー!!!!!」


「冗談冗談www」


「冗談が過ぎるぞ!!!」


「www」


「ていうか、まじでフラれて傷心なんだからさ?もっと労れよ!!!」


「お前が襲ったりしてくるからだろ!」


「www」







「なぁ・・・翔くん・・・」


「ん?」


「翔くんが幸せにならないのは
・・・俺・・・見たくないよ?」


「潤・・・」


「幸せになれよ」


「・・・」


「頼むから・・・」


「潤・・・」


「じゃないと・・・・・」


「じゃないと?」








ほっとけなくなる。

そう言いたい気持ちを・・・

潤は

必死に押し殺した。