注意:
こちらは翔潤小説です。翔潤が苦手な人はスルーしてください。



男と女が結婚するのが当たり前の世界は終わった。

日本では貧困差が大きくなり
男女関係なく、力のあるものが上に行き
そうでないものが落ちていくのが常識になっていった。



力のある男は結婚相手にあえて男を選び、
『男を囲うほど力があるんだ』と見せつけるようになり・・・

今では逆に男と結婚してる男こそ成功してる証でありステータスの高さを表してる・・・なんて風潮になった。



ちなみに
女性の成功者は
異性同士結婚も同性同士結婚もそれぞれ見られる。




そして
男同士結婚者に、子供を産み与えてくれる女性のビジネスが活性化していた。





そんな世界ーーー。







翔「要するに、契約結婚・・・ってこと?」

松「そ。そっちが良ければだけど?」

「俺はいいけど?」

「だったら話は早いじゃん。進めるけどいい?」




マッチングアプリで知り合ったこいつ、松本潤は

いわゆる完全な成功者。




聞く所に寄ると
イベントプロデュース会社で大成功をし、そこから大きな会社に発展。

そこの社長、そして未だプロデューサーも兼務してて、その世界では知らない者がいないほどの超有名人だそう。


対して俺は
大卒後、単身、発展途上国の情勢を学ぶためと伝えるために、8年海外に行って、
フリーでジャーナリストをしたがそんなものは金にならず・・・
帰国後、今は何者でもなく、仕事もなく・・・

現在、ボロアパートに住んで
食いつなぐだけでも必死な状態だった。





「松本さんさ?俺が超貧乏だと知ってるよね?」

「もちろん。」




笑顔と自信に溢れた表情。
貧困者でしかない俺をもっと疑うべきなのでは?と思うくらい特に考えもせず結婚を言ってくるあたり、まぁまぁバカなのか?




「マッチングで知り合ってまだ2回?の俺に契約結婚持ちかけるとかさ、あんた大丈夫?」

今日本では、男同士の結婚が、ハクがつくって、知ってる?」

「あ〜そうらしいね。海外に行ってる間に日本はそんなことになったんだ?って驚いた。」

「櫻井さんみたいなイケメンをお迎えできれば俺には、社会的に都合がいいってわけ。・・・30過ぎると結婚しろって周りが本当にうるさいし、男も女も選択肢がある今の時代なのに独身でいると、経営者業界では『あいつ何か問題でもあるのか?』って目で見られるんだ。経営者業界ってそういうところ、ちょっと特殊なものの見方が根強くあってさ。
ってことで?できればお願いしたいんだけど?」

「そーいうことね?この顔に生まれといて良かったわwww
俺はメリットしかないから。マジ助かる。結婚のフリすればいいだけなんだろ?」

「ああ。」

「じゃあ決まりな!よろしく!松本さん!」

「こっちこそ櫻井さん!よろしく。」





こうして俺は

結婚するだけで

衣食住が約束される話に

飛びついた。