!!!!!

あっ!


あの日を録画したって?!





「ちちょちょちょ…ちょっと待て!」


「なに?」


「あの時の話し合いの場面を録画したってことは・・・・・」


「ん?」


「もし受け入れてもらえたら、雅紀にプロポーズつもりだって発言した事も入ってるよな?????がーーー!!!!!どうしてくれるんだよ!!!!!」


「大丈夫。そこは編集してカットしたから。」


「は?お前なんなの?!」


「なんなのと言われましても・・・そこはやっぱり雅紀くんも本人の口から聞きたいだろうなと思ったから。」


「う・・・・・」





そういうところ、ちゃっかりしててむかつく。


人間の恋愛の感情がよくわからなかったくせに、どこでそんなこと覚えてきたんだろ・・・






「雅紀くんには家で見てもらうよう伝えたから反応はわからないよ。」


「まぁ・・・そうだろうな」


「説明の手間が省けて良かったじゃん。あとは2人で会うだけ。」


「なんだよマジで・・・」


「明日は雅紀くん仕事休みらしいよ?翔もだろ?海にでも呼び出してムード作ったら?」


「一応、思い出の河川敷に呼び出すつもり。」


「いいじゃーん!」


「まぁ、な」


「幸運を祈ってるよ。」


「・・・ど、うも。」








雅紀・・・・・



今、動画見てるのかな?



それとももう見た?



連絡が無いってことは・・・



やっぱりドン引きしてる???









「はぁ・・・」






いよいよ自信が無くなってきた。




でもとりあえず


『ちゃんと話をしたいから10:00に河川敷に来て欲しい』


そうラインを入れた。


すぐに既読が付きごきげんなスタンプでオッケーが送られてきた。


そのスタンプを何度も見て

雅紀の心情を読み取ろうとしたけど出来なかった。











雅紀は・・・・・


受け入れてくれるだろうか・・・