潤くんとジュンショーさん。
智くんとサトショーさん。

二組、共に順調な事を聞いた。

次は俺だよね?
レッスン終わってからそうせんせぇに言った。






「俺たちも結ばれるんだよね?いつにする?」




俺はもう中学を卒業して高校生になってた。
せんせぇは最後までスるのは卒業後だと思っていたんだと思う。


「カズ・・・」

「せんせぇ?いつ?」

「そうだな・・・今すぐにでもしたい。」

「せんせぇ!!!嬉しい!!!」

「じゃあ・・・日を決めたら連絡するから。」

「うん。なるべく早くがいい。」

「カズの外泊許可ももらわなきゃだろ?」

「それは大丈夫だよ。
だからせんせぇ達の都合で決めて?」

「わかった。」






こんなふうにみんなで協力し合って生活するなんて・・・思ってもいなかったけど

今はすごく幸せで・・・
それに自分以外のみんなのことも大事にしたいと、この俺が思えていることに驚く。




集団行動が苦手。

人と合わせることも苦手。

そんな俺が・・・


潤くんとジュンショーさん。
智くんとサトショーさん。

も幸せであってほしいと思うようになった。





そしてもちろん・・・




本体の翔せんせぇと幼馴染の雅紀くんのことも・・・

幸せになりますように、と願ってる。





自分がこんなふうに
誰かのことを大事に思えるようになったのも、ぜんぶぜんぶ・・・せんせぇのおかげ。





せんせぇ。好きだよ。

大好き。





せんせぇと本当に結ばれる日を心待ちにしてた。







そして

その日がやっと来た。








夕食を2人で食べたり

お風呂に順番に入ったり

テレビ見て少し、まったりしたり




そんな時間もすべて・・・

まるで新婚みたいな感覚がして

すげー幸せだった。

せんせぇが俺を見る目はいつもと変わらない。

前からせんせぇは優しい目で俺を見る。

でもその目の奥に
熱い愛情があるのを感じ取ることができてた。

それはカズショーである『この』せんせぇだから、、、なんだよね。

そう思うととても愛おしくて
髪に光る黄色のメッシュがたまらなく好きだと思えた。