Nine Inch Nailsのライヴに3日とも参戦してきました。

 NIN知合い、友人に沢山会えて色々感謝なところがありましたね。


 初日メンバーが少なくなってからどういうライヴをするのかよくわかんないと思ってたので色々期待と不安が入り交じって初日を迎える。その前にアレサンドロ・コルティーニの短い前座がありアンビエントな空間を作り出してましたが、自分はNIN的にとても良いと思ってたけど、そうでないファンの方が多かったかもしれない。アレさんが終わったらそのままメンバーが出てきて始まる。それも多分そうだろうなと予想の範囲内(笑)。アレさん、前座時は屈んでるから全然見えないのであった。

Me, I'm Not
Survivalism
Terrible Lie
March Of The Pigs
Piggy
Sanctified
Disappointed
Came Back Haunted
Find My Way
Reptile
Hand Covers Bruise
Beside You In Time
Copy Of A
All Time Low
Gave Up
The Hand That Feeds
Only
Wish
Head Like A Hole
Hurt

ライヴ前にアメリカ方でのインタビューでトレントがThe FragileとYear Zeroの曲が多くなるとか発言してましたがTFから一切ない初日(笑)。YZからも少ない。新曲多めのセットリストだった。

 ライヴ観て思ったのが新曲群は全てドラムが打ち込みなのでアイラン・ルーベンにドラムを叩かせずにベースを弾かせるっていう。そしてアイラン、ベース下手。リズム的なものはドラマーなのであまり問題ないんだけど、兎も角音がベースの音になってない。アイラン、ベースの基礎であるフレット近くで弦を抑えてないんだろうと。前のJMJ、ピノ・パラディーノが業界での最高峰のベーシストであるだけにどうしても劣るだろうなという不安があったのだけどこれはあまり頂けなかった(ジョシュ・イータス、フジロックでベース弾いてて意外と上手かった。あの人の元々の楽器ってなんなの?ピノが入ったのでギターにスイッチしてたし)。

 Hand Covers BruiseからのBeside You In Timeが鳥肌ものの格好良さなんだけど、客が手拍子しちゃって、これが全然合ってないのでトレントのヴォーカルも気持悪い感じで入ってくるのがこの日のハイライトでした(笑)。リズム的に手拍子難しい曲なんだよね、本当は。

 Onlyでアレさんもタンバリンデビューしてたし、曲によってはベースを弾いてたね。あとテープも(どうもDATでなく本当にテープらしい)操ってた模様。

 Disappointedが個人的には好きだがベースがあれなのでイマイチな感じでした。


 2日目。この日もアレさんの前座から。この日から若干アレさん長めになったかなと。

Somewhat Damaged
1,000,000
Letting You
Terrible Lie
March Of The Pigs
Piggy
Reptile
The Frail
The Wretched
Vessel
Survivalism
Wish
Ghosts 31
Burn
Gave Up
The Hand That Feeds
Head Like A Hole
Ice Age (HTDA - w/Mariqueen)
BBB (HTDA - w/Mariqueen)
Hurt

今度はTFの曲ありで新曲なし。でアンコールにはHow To Destroy Angels(アティカス・ロスはいないんだけど)でマリクィーン登場するというかなりサプライズだった。終わりもだったらHurtでなくて良かったのに。How Long、もしくはIs Your Love Strong Enough?でブライアン・フェリーのオリジナルでギター弾いてたデヴィッド・ギルモアばりにロビン・フィンクのギター弾かせたら面白かったろうな。まぁ良いけど。マリクィーンの肩を抱いて袖に向かったトレントの顔ったらねー(笑)。

 この日はアイランもタンバリンデビューでドラマーの本気のタンバリンが無茶苦茶上手かった。

 2日目のセットリストは割と皆が望むNINだったかなと。セットリストの紙には本当はThe Beginning Of The Endも書いてあったが時間の関係上カットの模様。何を言うならHead Like A Holeのときもトレントのギター、音出てないし、アレさんに耳打ちして歌わせてたしとトラブルもあった。


 3日目は追加公演で客の入りが少なかった。2階席は幕をかけて潰してたし。フロアも割とソールドアウトした2日間に比べれば空いてた。卓の前、フロアの後方で観てたが途中、後方の卓の人が怒鳴っててビックリしました。何かトラブルが起こってたようで(笑)。
 ライヴ前のSEは3日ともホラー映画のサントラやトレント、アティカス・ロスの「ドラゴンタトゥーの女」からも流れて、デヴィッド・フィンチャーの新作のスコアをまたやるっていうので色々試行錯誤してんだろうな感はありましたね。
 アレさんの前座で定刻スタート。

All Time Low
Sanctified
Disappointed
The Beginning of the End
Came Back Haunted
Echoplex
Various Methods of Escape
Survivalism
Me, I'm Not
The Warning
Copy of A
The Great Destroyer
Find My Way
Only
Hand Covers Bruise
Beside You in Time
Gave Up
Hurt
1,000,000
The Hand That Feeds
Head Like a Hole

 この人は新曲多め。これ聴きたいって思うものが多かった。さすが追加公演な感じだが、同時にメンバーがお疲れ感が相当出てたのもこの日で、Survivalism、明らかにリズムが気持悪い感じなってた。ロビンがリズムを間違えてたのであれなんだがそれに釣られてアレさんのパット叩きがしっかりしてなかったような。元々歌メロ、ヴァースとコーラスで裏表変わるんで相当気持悪い感じでしたね。Copy Of Aもトレントが出だし間違えるし、The Great Destroyerでは完全にロビンのギターがリズム間違えちゃって(よくロビンはリズム間違えるような…)途中でトレントが止めた(ちょっと止め方に笑っちった。)Extended Versionだとか失敗したのことをバラすなよとか言ってましたけど(笑)。歌い直したけどトレントが慎重になっているせいかもう歌メロがフラッフラでしたけど(笑)。トレント、あと喉弱いから後半は結構ボロボロでしたね。一人だけずっとステージに出ずっぱりなんで(アレさん以外は割とすることないとステージ袖に引っ込む)。
Hurtのあと1,000,000も機材の不調かロビンがキーボードの入りで音が出てなかったし、Find My Wayではスタッフがぼんやりしてたのかトレントが歌っている途中でギターを渡しちゃうっていう。

 アイランに得意なドラムを取り上げてベース弾かせるし(この人はギターも出来ますけどね。チェロも出来るし)、ロビンもギターでなく何故かキーボードで1,000,000で弾かせるってのは何だろうな?トレントも何故か自分の得意な、同じ方向性でアルバムあんまり作らないっていうのがあってそういうのだろうかなと思ったりもする。

 アイランのベースは止めた方が良いとは思ったし、オーストラリア終わったらメンバー追加すんじゃないかと思ったりもする。あとアレさん、オーストラリアだと単独があるんだよなぁ。何故日本でやらない!!


 もう久しぶりのNINの単独だったので最終日のあぁーもう終わってしまう感が自分の中でかなりあって色々感動してしまいました。全部感動してはいるのだけど。

 NINの割に今回隙があったライヴ、バンド感あるライヴでそれはそれで面白かったです。今年はアメリカでやった大掛かりなプロダクション、フルメンバーのライヴDVDも出すのでそれも楽しみです。そっちを観たかったですけどね、生で。

























































 感動し過ぎて色々書き忘れてる気がしてしょうがないですけどまぁいいや。