医療を崩壊させてはならない。病院の経営を崩壊させてはならない

 

 みなさん、今政治が一番力を尽くさなきゃいけないことは、コロナ対応です。

 コロナ対応の第1は、「医療を崩壊させてはならない。病院の経営を崩壊させてはならない」ということです。

 

 埼玉県の医師会長さんとこん談する機会がありました。今 医師会信用組合から500の病院がお金を借りているそうです。

 埼玉県には5000の医療機関がありますから、その約1割の病院が医師会の信用組合からお金を借りなければ、経営が成り立たないんですね。

 医師会長さんは言っていました。

 「伊藤さん、これらの病院が来年度も引き続きお金を借りることができるでしょうか。借りたら返さなければならない。もう借りれないと思いますよ」と言っておられました。つまり「倒産予備軍なんですよ」と言っておられました。まったく同感であります。

 こういう状況なのに、菅政権はいまだに、病院の減収補填に踏み出そうとしてません。

 まもなくワクチン接種が始まります。そのワクチン接種においても、飯能市内の病院からも、たくさんの医療従事者がかり出されます。

休日出勤です。

国会質問で「こういう方々に政府は手当てを出すのか」と聞いても「答弁はまだできない」と言ってます。この冬まともにボーナスさえも出せなかった医療従事者。さらにワクチン接種にあたって大きな負担を押しつける。こんなことがあっていいでしょうか。 

 「病院の減収補填をおこなえ」 この声をご一緒にあげていただきたいと思います。

 よろしくお願いいたします。

 

1つの商店もつぶさない。誰一人路頭に迷わさない

 

 コロナ対応で2つ目に政治が果たさなきゃならないことは、「1つの商店もつぶさない」、「誰一人路頭に迷わさない」政治を実行することです。

 飲食業を中心に、埼玉県内の業者・商店を調査して参りました。ある8人の従業員を雇う居酒屋のオーナーは、こう言ってました。

 「持続化給付金は、100万円の給付金は1日でなくなっちゃいましたよ。借金を返して終わりです。1日6万円の協力金では、とてもまかなえません。86万円赤字になりました。当然、自分のボーナスも出せません。ですから、貯金を切り崩しています。貯金を切り崩して、家のローンや子どもの教育ローンにあてています」と言っておられました。

 そして「もう、持ってあと1か月か2か月。暮らしも営業も成り立ちません」と言っておられました。一回ぽっきりの持続化給付金。事業規模に見合わない協力金。

 みなさん、これでは 「どうぞご自由につぶれてくれ」と言ってるようなものです。

 みなさん、2回目の持続化給付金を、そして、事業規模に合わせた協力金の支給を実現させていこうではありませんか。

どうぞ、この声をご一緒にあげてください。

 よろしくお願いいたします。

 

※3へ続く。