よーいドン!




僕と彼女は500mくらい先にある公園までかけっこ



まだ20代だった僕



小娘なんかに負けちゃいられない!



手に持ったリード(散歩用の綱)がピンと張ったら僕に負け



彼女より前に出たら僕の勝ち



…と勝手にルールを決めて彼女と張り合っていた



リードがピンと張る事はなかったが、僕が前に出ることもなかった



猛スピードのリンは僕を見向きもせず、小さな身体で猛ダッシュ



ほぼイーブン



しかし、公園についた僕がヘロヘロなのに対し、彼女はシラッとした顔で遊び出す



負けだな…






当時、付き合いだしたばかりの妻とアパートに住んでいた



近所には、今では義妹になった夫婦



義妹の家にいたリンを連れて、僕はよく散歩に行った



その後、妻と義妹夫婦とリン、途中から姪が生まれて5人とリン。



流山で3年ほど一軒家に住んでいた事もある。






リンは姪みたいなものだった。



うちもそうだが、木本(義妹夫婦・仮名)家もペットとは言えないくらいの温度でリンを受け入れていた。



完全に家族。






あんなにダッシュを決めて、プーさんのぬいぐるみをブン回してボロボロにしていたリンも16歳



純血種としては長寿だろう






ある日の昼間



義妹はタラコスパゲティをほおばり、傍らにいるリンをなでる



甥と姪は食べ終わり、本を読んだりテレビを見たり…



そんな当たり前の日常






そんな当たり前の日常で、リンは肉体を置いてダッシュを決めた



よーいドン!



「リン!リン!」大騒ぎする義妹、甥姪を振り返らずリンは猛ダッシュ





当たり前の日常が、当たり前ではなくなった…



アホみたいに明るい木本家。



悲しみにくれて何もできなくなるような家族ではない。






しかし…



ただ空が青いだけで、フッと想い出し涙が止まらないだろう



夏の香りを感じて、フッと想い出し涙が止まらないだろう



どんぐりを見つけると、フッと想い出し涙が止まらないだろう






ワーワー泣くだけ泣いて、ヘヘヘッと笑う



そんな木本家は、とてもイカした家族です





GrinBlue


今までありがとう!の気持ちを込めて、ケーキを買って食べました




GrinBlue


あちらでセラ が待っているよ


セラは君のこと、ずっと好きだったんだぜ GrinBlue



ローズ も待ってるよ!



猫大好きなリン。ローズはきっと仲良くしてくれるよ




GrinBlue


リン


またね










こちらのtwitterで予約状況が確認できるようになっております

GrinBlueホームページ


お暇ありましたら、過去日記も宜しくお願い致します!


ボディケアセラピスト養成スクール


オーガニックボディケア&ティータイム MAMATREE


ディズニーランドペアチケットプレゼント