どうも スリムクラブの内間です
面白い事は好きですが、面白い事は何一つ言えません
ペリーは妻が友人の実家に遊びに行った時に頂いたものです。
○○(友人の甥っ子)に買ってあげたんだけど、リアルすぎるのか怖がっちゃって…
娘の為にくれたと言うより、拒否されてほっぽかれていたペリーです。
いただいた当初は、そこそこ遊んでいた程度だったのですが、いつからか完全に擬人化してしまいました。
毎日着替えをして、どこにでも連れて行きます。
お世話したい願望と言うよりは、同レベルの友達です。
外で「可愛いお人形さんねぇ」
なんて言われると、あきらかに不快感に満ちた表情で、「人形じゃなないのにね、あの人、間違ってるね」と言い、ファミレスで「3名様ですね」と言われれば「4人だよね4人だよね」としつこく僕や妻に聞きます。
ペリーがいない時でも、電話(する真似)でペリーと話しています。
お人形さんゴッコではなく、娘の中ではペリーは完全に人間で、話しも聞こえてるし動いているようにも見えてるのだと思います。
現実とファンタジーが一緒になっている状態なのだろう。
そのような状態を危惧する方もいるかと思いますが、僕と妻は楽しく見ています。
妻の推測が当たっているとは思うのですが…
娘は、僕達夫婦や極々心を許した人以外は、本当におとなしく喋らない。
もう1年以上通っている幼稚園でもあまり喋らない。
極度の内弁慶だとずっと思っていました。
自宅では
「本当にちょっと黙っていて」と嘆きたくなるくらいうるさいのに。
どうやらそれは内弁慶とは違う。
このブログで、何度か伝えていますが、娘には吃りがあります。
たぶん吃りを園児に指摘されたり、真似されて笑われたのだろう。
実際に妻は、同じ園児に困った顔で「ハルちゃん何言ってるか分からない」と言われてる現場に遭遇しています。
4歳ともなれば、ある程度、言葉のコミュニケーションは取れる。
しかし娘は吃りが酷い時は、園児と全くコミュニケーションが取れないだろう事は想像できます。
子供は正直なんで、思った事をいとも簡単に口にします。面白いと思えば真似をします。
当然、悪気なんてない。
娘は持って生まれた資質なのだろうか、傷つきやすく気にしやすいタイプだ。
よく言えば意識発達が早い。
自分の喋り方がおかしいと自覚している。
僕もたまに幼稚園に迎えに行くのですが、黙々と砂場で遊んでいたり、ただひたすら園内を走り回っていたり。
あんなにお喋りなのに、幼稚園ではあまり話さない。
言葉でコミュニケーションを取る遊びができない。
しかし、その顔に暗さはなく、黙々と熱心に砂場遊びしていたり、笑って1人走り回っている。
父兄参観の時、歌の時間がありました。
娘は誰よりも大きな口で、大きく身体でリズムを取り、めいいっぱい手拍子して歌っている。
本で知ったのだが、歌は吃らないらしい。
喋れない事で落ち込むより、喋れないのなら、どうやって園内で楽しむか?
それを娘なりに考えたのだろう。僕たちは何も教えていない。
娘にとって幼稚園は頑張らなくては行けない場所。
今のところ決して楽しい場所ではない。
4歳ながらに頑張って行ってます。
その姿を見て「頑張れー!」と僕は心でエールを送る。
傷つかずに生きていくなんて有り得ない。
傷ついた時の意識の向け方で、人は成長するのだと思う。
たくさん傷つき、それでも卑屈にならず、明るく笑っている人は強く優しく美しい。
娘にとってペリーは、心を許せる友人。
そうやって擬人化し、友人とのコミュニケーションをペリーで解消して、心のバランスを取っているのだろう
いつか娘もペリーを卒業するはず
それまでは人間として付き合っていこうと思います。
幼稚園で頑張っている分、家ではなるべく頑張らせないようにしよう
吃りは良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、自然に治る人もいますが、大人になっても治らない人もいます。
なので、そこには執着していません。
そんな事より、吃りを抱えながらも生きていく術を自分で模索している4歳児に、心から尊敬の念を感じています。
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